令和の現役男子高生が選ぶ、センスを感じるプロ野球球団
2025年7月23日と24日に開催された「マイナビオールスターゲーム2025」では、今シーズンの活躍が光ったプロ野球の選手たちが一堂に会し、ファンにとっては特別な時間が提供されました。そこでは各球団のマスコットやチアも登場し、多くの観客を楽しませました。普段は支持するチームに熱中するファンですが、この機会に他の球団の応援スタイルに目を向けることもあるでしょう。自分が応援するチームへの想いと同時に、他のチームに感じるセンスに思いを馳せる瞬間が生まれることでしょう。
調査結果の概要
このような背景から、10代の現役高校生をターゲットにしたアンケートが行われました。「センスがあると思うプロ野球の球団はどこですか?」というテーマで調査が実施され、その結果が注目されています。特に男子高校生に焦点を当てたランキングをお届けします。
まず第1位に輝いたのは「北海道日本ハムファイターズ」で、全体の約40.5%の男子高生がそのセンスを評価しました。この数値は、同様のテーマで調査された女子高生の回答(約30%)を上回るもので、男子高生からの支持を集めた理由はさまざまです。
新庄監督とファイターズの魅力
男子高生からは「新庄監督がセンス溢れる」との意見が多数寄せられました。新庄剛志氏が監督を務めるファイターズは、その独自のスタイルや采配が若い世代に共鳴し、「カッコいい」野球を実現しています。若手選手の積極的な起用や、ドラマティックな試合展開は、多くの高校生にとって新たな野球の楽しみ方を提案しています。
セカンドプレイヤーたちの応援
ランキングの2位には「読売ジャイアンツ」がランクインしました。約13.8%の支持を得たこの球団は、特に推し選手への熱い思いが反映されているようです。男子高生たちの中には、選手たちのプレースタイルやその人間性にセンスを感じているという意見が多くありました。
3位には「阪神タイガース」が登場し、約11.3%の支持を集めています。こちらも選手たちの存在感が影響しており、ファンの熱狂的な応援スタイルが新たなセンスを生み出しています。
その他の球団のランクアップ
4位「福岡ソフトバンクホークス」には、イケメン選手が多いという理由で8.2%の支持を受けています。外見だけでなく、選手たちのプレーにも魅力を感じる男子高生が多いようです。
5位「千葉ロッテマリーンズ」は、応援の一体感を評価されており、5.1%の支持を集めています。応援スタイルが映える試合展開の影響で、女子高生からの支持と共通点が見られます。
今後の展望
6位の「横浜DeNAベイスターズ」(4.6%)や7位の「オリックスバファローズ」(4.1%)も見逃せません。イケメン選手の多さや応援への評価が見られますが、男子高生の支持は女子高生と比べるとまだ成長途中のようです。特に、ベイスターズにはより男性ファンを増やす余地があると思われます。
8位以降には「東北楽天ゴールデンイーグルス」(3.6%)、9位「東京ヤクルトスワローズ」(3.1%)、10位「埼玉西武ライオンズ」(2.6%)、11位「中日ドラゴンズ」(2.1%)が続きます。これらの球団は具体的なセンスを感じる回答が少なく、応援の存在理由に帰着しているようです。
最下位は「広島東洋カープ」でわずか1.0%の支持にとどまっています。ファンとして一緒に楽しむ感覚で答えることが多かったため、真のセンスが伝わりきらなかったとも言える結果です。
この調査を通じて、プロ野球の魅力がさまざまな形で支持されながらも、新たなセンスを見いだすことができるヒントにもなりました。今後のプロ野球が、どのようにファンの心をつかんでいくのか楽しみです。