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COCOLON新春コンサート レポート

2025年1月11日、タワーホール船堀にて、重症心身障がい児やその家族、支援者を対象とした「COCOLON新春コンサート」が開催されました。特定非営利活動法人EPOが主催するこのイベントには、38組162名の家族が参加し、ハイブリッド形式での配信も行われました。

COCCOLONとは？

「COCOLON」は重症心身障がいを抱えるお子様やそのご家族が安心して楽しめるコミュニティを設けています。毎年クリスマスにコンサートを開催していますが、今年はホールの予約状況に合わせて1月の開催となりました。

会場の配慮が素晴らしい

通常のコンサートハウスでは、椅子に座ることが求められる場面が多いですが、COCOLONは参加者が多様な姿勢で楽しめる環境を整えました。床にはクッションフロアを敷き、車いすやバギーでも安心して鑑賞できるスペースを提供。雨や特殊な医療器具への配慮も行き届いており、参加者はストレスフリーに音楽を楽しむことができました。

本格的な音楽体験

演奏は「音のなかまたち」という音楽ユニットによるもので、子ども向けの楽曲からクラシックまで幅広くカバー。観客との距離が近い舞台上で、リラックスした雰囲気でパフォーマンスが行われました。参加者は寝転がりながらも、生の音楽に触れ、その臨場感を楽しむことができました。

参加型のアクティビティ

コンサート中には、抽選で選ばれた家族が舞台に上がり、「バスにのって」の演目に参加。特別に用意されたバスの模型を使い、劇に加わる嬉しい体験をしました。また、リクエストコーナーでは、参加者からの要望に応えて即興演奏を行い、大いに盛り上がりました。

ライブ配信によるアクセスの拡大

今回初めて行った2部公演のライブ配信は、自宅にいながらコンサートの雰囲気を味わえる機会を提供しました。体調不良や遠方の方にも参加が可能で、多くの家庭がこの新たな形の体験を求めました。

参加者の感想

イベントの終演後、参加者から「楽しかった」「次回はもっとリクエストにチャレンジしたい」との声が聞かれました。特に、ごきょうだいからは「楽器の演奏が素晴らしかった」という声が多く寄せられ、家族の絆を深める貴重な体験となったようです。

今後の展開

COCOLONは引き続き、重症心身障がい児やその家族を対象としたイベントを開催する予定です。新たな企画やセミナーも計画中で、参加者全員が楽しめる機会を磨いていきます。

重症心身障がい児とそのご家族へ、今後も温かい交流の場を提供し続ける「COCOLON」の活動に、ぜひ注目です。

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