新刊書籍『ERG 2024版』が予約受付中
一般財団法人日本規格協会から、危険物輸送に関する新たな書籍『[ERG 2024版]危険物輸送のための緊急時応急措置指針容器イエローカードへの適用』が2025年3月14日に発行されることが発表されました。この書籍は、化学薬品を取り扱う専門家や危険物輸送に従事する方には必須の資料となります。
書籍の概要
本書は、危険物輸送事故時に重要な情報を提供する「イエローカード制度」の補完として設けられた「容器イエローカード制度」に関する詳細を解説しています。また、「2024 Emergency Response Guidebook(ERG 2024)」の日本語訳が収録されており、262ページの内容にまとめられています。価格は税込で4,950円、ISBNは9784542020108です。この書籍は、危険物の分類に基づいて、トラブル発生時の対応策を60以上の指針番号に分けて記載しています。
イエローカード制度とは
「イエローカード」とは、危険物の輸送中に事故が発生した際に必要な対策や連絡内容を記載したカードです。国土交通省や消防庁の指導により、これを携行することが義務付けられています。特に、一般社団法人日本化学工業協会が推進している「容器イエローカード」は、容器や包装に関連した情報提供を強化するために設計されています。これは混載便輸送や少量の材料を運ぶ場合に、イエローカードの代わりとして機能します。
ERG(Emergency Response Guidebook)について
本書に含まれている「ERG」は、危険物による事故時に初動対応を行うための手引書です。緊急対応要員が対象となる物質の有毒性を迅速に特定できるように編集されており、事故の際には自分自身や一般市民を保護するための情報を提供します。
書籍予約の詳細
本書の予約はすでに開始されており、購入を希望される方は日本規格協会の公式サイトを通じて手続きを行うことができます。化学物質に関わる業界の方々にとって、この書籍は今後の業務に大いに役立つはずです。
付随する書籍とリソース
新刊『ERG 2024版』以外にも、関連書籍として、危険物輸送に関する勧告モデル規則や、化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)の改訂版があります。これらは全て、化学物質の安全な取扱いや輸送にかかわる方々にとって有用な情報源となっています。
日本規格協会は1945年に設立され、標準化や管理技術の普及に取り組んでおり、重要な情報を広く提供しています。この機会に、あなたの知識をアップデートしてみてはいかがでしょうか?