新たな芸術体験 "Visual Harmony for All" が東京で開催
クラシック音楽とデジタルアートを融合した新しい形式のコンサート、"Visual Harmony for All"が11月8日(土)に東京文化会館で開催されます。このコンサートは、誰もが気軽に参加できるように、鑑賞サポートを取り入れた取り組みが特徴です。
コンサートのコンセプト
東京文化会館は創造発信や社会共生の活動に積極的に取り組んでおり、今回のイベントもその一環です。障害の有無に関わらず、全ての人が楽しめる芸術体験を提供するため、オンラインでのライブ配信や後日アーカイブ配信も行われます。これにより、会場に足を運びにくい方々にも素晴らしいパフォーマンスを楽しむ機会が提供されます。
イベント詳細
- - 開催日:2025年11月8日(土)
- - 時間:15:00~16:00(14:15開場)
- - 場所:東京文化会館 小ホール
- - ライブ配信:公演ページ
曲目一覧
a。J.S.バッハ:イタリア協奏曲 より 第1楽章
b。ドヴォルザーク : スラヴ舞曲第1番 ハ長調 Op.46-1
c。ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』より「火祭りの踊り」
d。ラヴェル:水の戯れ
e。サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より 第7曲 「水族館」
f。ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』より「月の光」
g。ラヴェル:ボレロ
出演アーティスト
このコンサートには、注目のピアニストが出演します。第21回東京音楽コンクールのピアノ部門で第3位に輝いた
角野未来さん、もう一人のピアニスト
黒沼香恋さん、さらに打楽器奏者の
齋藤綾乃さんが参加予定です。
ナビゲーターには
伊原小百合さんと
坂本夏樹さん、アーティストをサポートするろうナビゲーターには日本手話の
奈苗さんと国際手話の
Sasa-Marieさんが務めます。
鑑賞サポートの詳細
このコンサートでは、視聴体験をより良くするための様々な鑑賞サポートが用意されています。例えば、手話通訳者が会場に常駐し、舞台上にはろうナビゲーターも配置されます。また、ヒアリングループも設置され、補聴器や人工内耳を使用する方が快適に楽しめる環境が整えられています。
さらに、音を振動に変換する機器「Touch the sound picnic」や、字幕タブレットが貸出され、情報を文字で表示することが可能です。加えて、点字や拡大文字の曲目リストも用意されており、視覚や聴覚に障がいを持つ方々でも楽しめる工夫が施されています。これらの機器は数に限りがあるため、早めの予約を勧めています。
チケット情報
チケットは全席指定で550円となっており、東京文化会館のチケットサービスにて購入できます。なお、未就学児の入場はご遠慮ください。また、託児サービスも提供されており、事前予約が必要となります。
イベントへの期待
このイベントは、オールウェルカムTOKYOのキャンペーンの一環として、芸術や文化を題材にアクセシビリティの向上を目指しています。このコンサートを通じて、多くの人に感動と共感を与え、より良い未来を切り拓く力となることを期待しています。
主催:東京都、東京文化会館
特別協力:株式会社レイ
公式サイト:
東京文化会館
新しい鑑賞体験がどのように私たちの文化に影響を与えるのか、ぜひその目で確かめてみてください!