NEC、関西放送機器展で魅力的なデジタル体験を提案

NECが、2025年7月2日と3日の2日間、大阪南港ATCホールで開催される「第10回関西放送機器展」に出展します。最新の放送技術とAIを活用したソリューションを通じて、放送局のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援する内容が展開されます。展示会のブース番号はA-28です。

出展内容概要

1. AIアナウンサーソリューション

まず注目されるのは、デジタルヒューマン技術を用いた「AIアナウンサー」ソリューションです。この技術では、実在する人物を基にAIアバターを生成し、テキストを入力するだけで自然な音声とリップシンクを伴う映像を自動生成することができます。このソリューションは多言語対応もしており、ニュースやナレーションといったさまざまなシーンでの利用が可能です。映像制作の効率化やコンテンツの拡充に寄与する最新機能や、実際の導入事例も多数紹介される予定です。

2. コンテンツ制作の効率化

次に、NECの「AIダイジェスト編集」と「ネットコンテンツ自動配信」ソリューションが紹介されます。これらは映像コンテンツの制作力向上と価値最大化を図るもので、編集作業の効率化とネット向けのニュースコンテンツ作成の自動化を実現します。これにより、コンテンツ接触機会を増やし、視聴体験をさらに向上させます。

3. 偽・誤情報判別支援

近年、生成AIの発展とSNSの普及により、フェイク情報が増加しています。この問題に対処するため、NECは偽・誤情報の判別を支援するソリューションを展示します。複数のデータ形式（テキスト、画像、動画、音声）を駆使し、AIを用いて情報を分析・評価します。この取り組みは総務省のプロジェクトにも採択されており、社会実装を目指しています。

4. 五感を再体験するソリューション

また、遠隔体験ソリューションも魅力的です。実際にその場にいるかのように五感を使って体験できる技術を用いて、イベントやコンテンツに新たな価値を加え、ユーザーの行動変容を促進します。

5. イベントDXソリューション

さらに、顔認証技術や画像認識技術を組み合わせた「イベントDXソリューション」も展示されます。これにより、入退場管理や来場者のリアルタイム分析、滞留状況の計測が可能になり、より良いイベント運営を実現します。データを活用して顧客体験を向上させる新しい可能性を提案します。

展示会の基本情報

「第10回関西放送機器展」は、2025年7月2日（水）から3日（木）までの2日間、大阪南港ATCホールで開催されます。開場時間は10:00～17:00となっており、主催は関西放送機器展実行委員会です。

公式サイトでは、展示会に関する詳細情報が提供されているので、関心のある方はぜひご覧ください。イベントの新しい潮流を感じるチャンスをお見逃しなく！

【お問い合わせ先】
NECメディア統括部関西放送機器展事務局
メール: promotion@home.jp.nec.com