グローバルファン市場への新たな挑戦
2023年2月23日、グローバルファンダムビジネス企業bemyfriendsと音楽IPの成長パートナーであるDreamus Companyが記者発表会を開催しました。このイベントでは、両社が構築する「グローバルスーパーファンビジネスエコシステム」のビジョンと事業方針が発表され、ファンダムと音楽IPを統合し、新たな市場を切り開く意欲が示されました。
音楽とファンダムの新しい関係性
今回の買収がもたらす最大の変化は、ファンダムデータと音楽流通インフラが統合されることです。従来、音楽のリリースとファンダムの形成は分かれて運営されていましたが、統合により一貫したプロセスが築かれ、アーティストは音楽活動とファンとの関係を同時に管理できるようになります。これにより、ファンデータを直接所有し、流通やマーケティング、コマースの連携が可能になるのです。
bemyfriendsの代表ソ・ウソク氏は、「ファンダムビジネス360」モデルを紹介し、自社の強みを強調しました。「我々だけが、技術力と実行力の両面でファンダムビジネスを展開できる」と自身の立場を明確にしたのです。
新たな市場戦略
ソ代表は、買収後の具体的な実行方針についても触れました。bemyfriendsは、Dreamus Companyの音楽IPバリューチェーンを利用し、自社のクライアントに対して音楽認知度の拡大やファンとの接点創出を図ると述べました。特に、インドやベトナムなどの東南アジア市場において迅速なファンダムプラットフォームの構築を目指しており、米国や中国などの主要市場でも戦略的なパートナーシップを模索する意欲を示しました。
音楽IPのライフサイクルを考慮した戦略
一方、Dreamus Companyのイ・ギヨン氏は、音楽IPが短期的なヒットで終わることなく、継続的な成長を遂げるための「音楽IPライフサイクルパートナー」戦略を発表しました。この戦略により、音楽のリリースからファンダム形成、コマース、ライブ、そしてグローバル展開に至るまでのフルバリューチェーンが構築され、IPの継続的な成長が実現されるのです。
ファンエンゲージメントとライブ体験
Dreamusは、Dingoとのパートナーシップを活かして全世界における音楽の「発見」を強力なマーケティングエンジンとして機能させます。また、500万人以上の加入者を持つFLOを基盤にしたデジタルファンユニバースの拡張計画も進行中です。ファン体験を重視し、メンバーシップや限定デジタルパッケージ、ライブイベントを通じて新たなビジネスモデルを構築しようとしています。
音楽IP市場の再構築
イ代表はさらに、ライブ公演の体験をIP成長の重要な柱として位置付け、メンバーシップ連携や商品の販売などを統合的に設計すると強調しました。これにより、単発的な消費ではなく、ファンジャーニー全体を豊かにする体験が実現されます。
結論:新たなビジネスエコシステムの実現に向けて
今回のbemyfriendsとDreamus Companyの買収は、ファンダムビジネスに新たな選択肢を提供します。音楽業界においてアーティストとファンのつながりを強化し、グローバルなファンビジネスへと進化する過程で、この新しいエコシステムの完成を目指しています。両社の協力はK-POPを起点に、多くのアーティストやIPに対して新たな成長の道を開くことでしょう。