前代未聞の時代小説『釣り侍』が堂々登場!
著者の佐藤賢一が初めて描く時代小説『釣り侍』が、ついに新潮社から刊行されました。本書の舞台は著者の故郷である山形県鶴岡市をモデルにした大泉藩。藩主のお触れによって、磯釣りが武芸として奨励されるこの藩で繰り広げられるのは、釣り好きの武士が織り成す痛快な物語です。
物語の主人公は、勘定目付・前原又左衛門。彼は仕事の手には余りながらも、自慢の庄内竿を手に釣りの腕を磨く日々を送っていました。しかし、ある日、彼は藩主が磯釣り中に事故に遭い卒去する現場に立ち会ってしまいます。この出来事が引き金となり、続く後継者争いに巻き込まれ、又左衛門は、一世一代の大勝負に挑むことになります。時代小説ファンをはじめ、釣りや料理に興味がある人にもぜひ読んでいただきたい一作です。
注目の「かわら版」の発行
この『釣り侍』の魅力を知ってもらうために、著者は「かわら版」を作成。作品に登場するキャラクターや食文化、さらには地域の魅力が分かる内容となっています。ぜひ手に取ってみてください。
騒然とした時代小説界界隈
本書に寄せられた推薦コメントも話題です。エッセイストの遠藤展子は「同郷の後輩が描く時代小説、父・藤沢周平も心を踊らせたことでしょう」と絶賛しています。また、時代小説好きの書店員たちからも「人情味あふれる登場人物の描写が光る」と、評価されています。
釣りが命懸けの勝負に
本作のテーマは「釣りは趣味ではなく、命懸けの勝負だ」ということ。また、又左衛門と藤兵衛が共に鍛錬しながら、お家騒動に巻き込まれる姿が描かれています。緊迫感溢れる展開と、人情味あふれるストーリーで、読者を惹きつけることでしょう。
佐藤賢一の経歴と作品
佐藤賢一は1968年に山形県鶴岡市で生まれ、1993年に『ジャガーになった男』でデビュー以降、歴史小説の第一人者として多くの作品を発表しています。『王妃の離婚』や『ナポレオン』なども高く評価されていますが、今回の『釣り侍』は彼にとって初めての時代小説です。西洋史を題材にした作品が多い彼が、この新たなジャンルでどのような表現を見せるか、期待が高まります。
書籍情報
- - タイトル: 釣り侍
- - 著者名: 佐藤賢一
- - 発売日: 2026年2月18日
- - 造本: 四六版ハードカバー
- - 定価: 1,980円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-428005-6
時代小説の新たな魅力を体感できる『釣り侍』、ぜひ手にとってその魅力に浸ってみてください。