児童のための新しい文学の世界「はじめノベル」創刊
2025年11月17日、JTBパブリッシングから新たにスタートする「はじめノベル」は、未来を担う児童たちに向けた本格的なジュニアノベルレーベルです。私たちの人生を旅に例えるなら、この「はじめノベル」はその旅路に出発するためのガイドブック。初めて触れる長編小説として、青春やミステリーの魅力を存分に味わえる作品を届けることを目指しています。
最初の出版作品として選ばれたのは、村崎なぎこ著の『全米が泣いた』と、*あいら*著の『バンド男子とウタヒメ①』。これらの作品は、子どもたちの心に響くストーリーで構成されており、感情の変化を通じて、彼らにとって心温まる経験を提供します。
『全米が泣いた』
あの名作のように、少年に訪れる創作の喜びと、気になる少女の存在が織り成す物語。中学生の主人公、駿はマンガの才能を見込まれ、修行のために村に派遣されます。その村で出会ったのは、クールで不器用な少女・マイ。彼女の感情の揺れは、実は彼のマンガに隠された秘密の鍵となるのです。この物語は、友情や努力、そして夢に向かう姿を描いた本格的な青春小説です。
『バンド男子とウタヒメ①』
希音は「ルナ」として知られる謎の歌姫。両親を事故で失い、深い悲しみの中で声を失い日々を過ごしていました。しかし、彼女が入学した中学校で、軽音楽部のギター担当凪に出会い、彼の熱心な誘いを受けます。そこから新たな音楽の道へ進む彼女の物語は、恋愛と成長を鮮やかに描き出します。この作品は、子供たちが抱く夢や希望を大切にすることで親しみやすいストーリーになっています。
創刊の背景と願い
この創刊に込められた思いは、単に物語を提供することにとどまりません。ぶれやすい現代の社会の中で、子供たちが進む道を明るく照らす存在になれればと思い、出版に踏み切ったとJTBパブリッシングは語ります。人生の旅路において、「はじめノベル」は新たなページを開くきっかけとなり、子供たちに創造する喜びや考える力を育む場となることを願っています。
次なる挑戦
「はじめノベル」は初回のリリースに留まらず、継続的に作品を発表していく予定です。次の作品として予定されているのは、2026年2月中旬に発売予定の『謎解き!? チーム副都心①新宿に消えた秘宝を探せ…んのかっ!?(仮)』や『謎解きトラベラーズ ソラの事件ノート(仮)』です。このように、新しい作品がどんどん登場し、お子様たちの読む楽しみが倍増することでしょう。
最後に
新しい物語への扉を開く「はじめノベル」シリーズは、児童たちにとっての心の灯火となり、明るい未来を見つめるきっかけを提供します。これからの作品にご期待ください。また、未来を語る新たなプロジェクトに興味を持つ若い読者たちに向けた展開にもご注目ください。