訪日外国人向けの新しいチケット販売サービス「Tickets in Japan」
日本へ旅行する外国人にとって、新しいスポーツやエンターテインメントを体験することは大きな魅力の一つです。しかし、言語の壁や情報の不足から、これまでその機会が限られていました。そこで、株式会社ウェイブダッシュが新たに発表したのが、インバウンド向けのチケット販売サービス「Tickets in Japan」です。2025年3月4日から、プロ野球パ・リーグ6球団の観戦チケットを訪日外国人に提供することになります。
プロ野球と訪日外国人の架け橋
「Tickets in Japan」は、プロ野球の楽しさを国内外のファンに届けるために、パシフィックリーグマーケティング株式会社と提携。具体的には「北海道日本ハムファイターズ」「東北楽天ゴールデンイーグルス」「埼玉西武ライオンズ」「千葉ロッテマリーンズ」「オリックス・バファローズ」「福岡ソフトバンクホークス」の6球団が対象です。この取り組みによって、訪日外国人旅行者は、日本国内で開催される試合を観戦できるようになります。特に、「千葉ロッテマリーンズ」の『STAR WARS NIGHT』のチケットは、3月4日から販売が始まります。
チケット購入が簡単に
「Tickets in Japan」の特長は、海外からの購入を可能にし、また決済方法も多様に用意されていることです。訪日外国人旅行者は、事前にチケットを購入することも、当日に会場で購入することもできるため、非常に便利です。さらに、カスタマーサービスも充実しており、海外からの問い合わせにもリアルタイムで対応。試合館へのアクセス情報や注意事項など、詳細なサポートも行います。
日本のエンタメを世界に発信
このプロジェクトでは、チケット販売にとどまらず、チームやアーティストの魅力を伝えることにも注力する方針です。日本のプロ野球が持つ文化や魅力を、公式WEBマガジン「パ・リーグインサイト」からの翻訳記事を通して発信します。また、グループ会社である米国の「Vivid Seats」と協力し、更なるプロモーション活動も行う予定です。
期待されるインバウンド需要の成長
2024年には、訪日外国人旅行者数が過去最多の3600万人に達すると予想されています。国土交通省は、2030年には6000万人を目指す目標を設定しています。現在、外国人消費の中で娯楽に対する支出はまだ少数派ですが、この新サービス「Tickets in Japan」が浸透することで、さらなる拡大が期待されます。
このように、「Tickets in Japan」は日本のスポーツとエンターテインメントを世界に広める新たな試みとして位置づけられています。これからの展開に注目が集まります。ぜひ、訪日外国人にとっての素晴らしい体験の場となることを期待したいです。