脇康平氏がTOKYO EPICの顧問に就任
TOKYO EPIC株式会社は、リヴァイ株式会社のCEOである脇康平氏を新たに顧問として迎えることを発表しました。この動きは、AIとアニメーションの融合による新たな可能性を広げる一歩として、多くの関心を集めています。
脇康平氏の経歴
脇氏は、横浜国立大学の工学部を卒業後、2000年に株式会社セガに入社し、ゲームデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。「シェンムー」シリーズなどの開発に関わる中で、新規事業部門でのビジネスプロデューサーとしても活躍しました。その後、2012年にはオンラインゲーム事業部門に移り、スマホゲーム「デーモントライヴ」のプロデューサーとしても知られています。
2013年にはヤフーに移籍し、ゲームプラットフォームのプロデュースやAIチャットボット事業を立ち上げるなど、業界内での幅広い知見を築きました。2023年にはリヴァイ社を設立し、AI技術を駆使した新しい事業の推進に力を入れています。
TOKYO EPICのビジョン
TOKYO EPICは、「無限に物語を生み出す新たな時代のストーリーテラー」として、AIとアニメーションの革新を目指しています。独自の制作パイプラインを活用し、短期間で高品質なショートアニメの制作を可能にし、オリジナルIPの創出や教育事業にも取り組む姿勢が評価されています。2026年には、京都で「World A.I. Film Festival Kyoto」を開催する計画もあり、国際的な展開に向けた動きが顕著です。
脇康平氏のコメント
脇氏はこの新しい役割に対し、「AIはアニメ制作において新しい筆になる可能性を秘めていますが、根幹を描くのは人間です。日本のクリエイターがAIというパワードスーツを用いて、独自の創造性を生かし、世界に羽ばたく第一歩を踏み出したい」と意気込みを語っています。
和田亮一の期待
一方、TOKYO EPICの代表取締役である和田亮一氏も脇氏の知見に大いに期待しています。「脇さんは異なる分野での挑戦を続けてきた方で、その経験はTOKYO EPICの新しいIP創出において重要な支えとなるでしょう」と述べています。
このように、脇康平氏の加入は、TOKYO EPICが目指す新しいアニメ制作の未来にとって、大きなステップとなることが期待されています。AIとアニメの融合による新たな物語の創出に、今後の展開から目が離せません。