2025年3月27日、株式会社徳間書店はボーイズラブ作品を専門に扱うCharaレーベルから新たに3冊のキャラ文庫を発売します。注目すべきは、‘凪良ゆう’ の新装版『薔薇色じゃない』を含む計3作品です。
凪良ゆう新装版『薔薇色じゃない』
この新装版『薔薇色じゃない』は、凪良ゆうの独特の視点で描かれた大人の恋愛を描いた物語です。年齢を重ねる中で恋愛がどのように変化するのか、すれ違いから生まれる切なさ、再会による新たな愛の形を描いています。物語の主人公、水野と恋人・阿久津が織りなす運命的な再会に注目が集まります。二人は実に15年の時を経て、再びお互いを見つけるのですが、果たして彼らはどのように再び信頼関係を築いていくのか。なぜ別れを選択したのか、その経緯が切々と紡がれています。繊細な心理描写とともに、円陣闇丸による美しいイラストも魅力的です。定価は770円、全298ページのボリューム。
氷竜王と炎の退魔師④
次にご紹介するのは、犬飼のの著作『氷竜王と炎の退魔師④』。このシリーズもついに完結を迎えます。人間と竜人という異なる寿命を持つ恋人同士が、互いに支え合い、愛を深めていく物語が描かれています。特に、主人公ルカと慈雨の関係は、一見脆弱に見えますが、その絆は非常に強いものです。物語では、ボヤ騒ぎが発生し、慈雨が竜人特有の能力で危機を乗り越えるシーンが描かれ、その迫力や鮮やかな展開に目を見張ります。こちらの価格は748円で、266ページというコンパクトながらも内容は盛りだくさんです。
海底1000mで、はじめまして
最後に、中原一也による『海底1000mで、はじめまして』を紹介します。この作品は、神秘的な海の支配者と海洋学者志望の主人公との間に繰り広げられるスリリングなラブストーリーです。重りを巻きつけられた状態から神獣に助けられるシーンは、まさにドラマティックで、読者の心を掴む要素が満載です。「助けが必要なら、おまえの魂を寄越せ」という神獣の挑発的なセリフが、物語の緊迫感を引き立てています。定価は748円、全258ページという軽めのボリュームですが、物語の深みに驚かされること必至です。
いずれの作品も、2025年3月27日より発売され、公式サイトや試し読みにて先行確認が可能です。今春、心に響く物語を探し求めている方はぜひ手に取ってみてください。これらの作品が新たな読書の楽しみを提供してくれることでしょう。詳細は公式サイトやSNSを通じてご確認ください。