桂米團治が出演
2025-02-14 17:21:25

上方落語の魅力を堪能する「上方落語をきく会」に桂米團治が登場

上方落語の魅力を堪能する「上方落語をきく会」



今月の16日、国立文楽劇場にて開催される「上方落語をきく会」。このイベントは、1965年から続く日本の上方落語の中でも最も長い歴史を誇る落語会です。今回は通算123回目を迎えるこの催しで、桂米團治さんが昼の部のトリを飾ります。そして、当日はABCラジオにて8時間にわたる生放送も行なわれ、全国のリスナーが落語の魅力を体感できます。

この昼の部に出演するのは、桂米團治さんをはじめ、笑福亭松喬さん、桂米紫さん、桂佐ん吉さん、月亭方正さん、林家染八さん、桂りょうばさんという豪華なメンバー。落語の楽しさは、芝居噺を知らなくても充分に味わうことができるのが魅力です。

桂米團治さんのインタビュー



昼の部のトリを務める桂米團治さんは、先日ABCの桂紗綾アナウンサーにインタビューを受けました。その中で、亡き父である桂米朝師匠が生誕100年を迎えるということに触れ、さまざまな記念行事が行われていることを語りました。特に、住吉大社に建立された顕彰碑については、大変驚いているとのことです。米団治さんは、住吉大社で毎年行われる落語会に参加しており、父の米朝師匠が初回に出演した際の思い出を話してくれました。

顕彰碑は、その落語会の際に米朝師匠が書いた言葉をモチーフにしており、地元の方々と協力して設立されたことにも感謝の気持ちがにじんでいました。米団治さんによると、顕彰碑は住吉大社の多くの碑の中でも存在感のあるものだそうです。

米朝師匠を偲ぶ特別展も開催



また、兵庫県尼崎市では「生誕百年・没後十年特別展」が開催されており、米朝師匠の人生や功績を振り返る展示が行われています。ここでは、米朝師匠が愛用した品物や多くの写真、直筆資料が並べられています。この展示は、米朝研究の第一人者である小澤紘司氏の手によるもので、貴重な資料が豊富に展示される予定です。入場は無料で、若い世代にも告知を行い多くの人々に触れていただきたいと米団治さんは語っています。

社長としての経験と落語家としての成長



米団治さんはこの数年、米朝事務所の社長としてもお仕事をされてきましたが、その辛さや重要性を身をもって経験されたとのこと。「芸人が経営者になることは大変だと実感した」と語り、また、コロナ禍でのさまざまな困難についても触れてくれました。しかし、その経験を通じて落語家としても成長し、より深く落語の世界を理解できたことは良い経験になったと話しています。

漫才風「猫の忠信」も披露予定



「上方落語をきく会」では、桂米団治さんが会うのは久しぶりで、今回のトリでは「猫の忠信」を披露する予定です。このネタは米朝師匠が非常に大事にしていたもので、師匠から受け継がれた噺であることにも意義を感じています。米団治さんは、「このネタは歌舞伎のパロディでもあり、多くの人に楽しんでいただけると思います」と期待を寄せています。

「第123回ABCラジオ 上方落語をきく会」は、昼の部が完売しているにもかかわらず、当日はさらに多くの人々が参加し、笑いと感動を共にすることでしょう。放送はラジオでも生中継されるため、会場に足を運べない方もその魅力を感じることができます。落語の楽しさを再確認できるいい機会となるでしょう。


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