業務提携発表
2025-02-04 20:53:43

学研ホールディングスとポプラ社、中国市場での業務提携を発表

株式会社学研ホールディングスは、2025年2月4日に株式会社ポプラ社の中国現地法人との資本業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。この提携は、学研グループが掲げる中期経営計画「Gakken2025」の一環であり、教育分野におけるサービスの拡大を目指しています。

ポプラ社中国現地法人は、中国市場における児童書の重要なプレーヤーであり、2004年から約20年にわたり、中国の子どもたちに多様なコンテンツを提供してきました。特に、ポプラ社の豊富な絵本や児童書を通じて、中国における絵本文化の普及と発展に寄与してきました。具体的には、中国全土にロングセラータイトルを展開し、初の児童書専門書店を設立するなど、同社の貢献は顕著です。

学研グループは、幼児から高齢者に至るまで様々な出版コンテンツを展開しており、ポプラ社中国現地法人との提携により、これら多様なコンテンツを中国市場に投入する計画です。これは、中国の子どもたちに夢や感動を届けるだけでなく、心豊かな社会の形成にも寄与することを目指しています。

ポプラ社中国現地法人は、『かいけつゾロリ』や『ティラノサウルスシリーズ』など、日本のアニメや漫画に親しみのある親世代に向けて、優れたIPを展開しており、大きな成功を収めています。この経験を活かし、学研グループのIPやサービスを中国市場で展開する方針です。

今後の展望として、学研グループの株式会社Gakkenは、中国市場への翻訳出版権の提供を行っており、提携を通じてより多彩なジャンル・点数の書籍の翻訳出版を行う予定です。さらに、オリジナルコンテンツの開発も進めていく考えです。これにより、出版事業を起点にしたIPライセンス事業も中国市場での拡大が期待されます。

この提携について、代表者のコメントも発表され、学研ホールディングスの宮原博昭社長は「これまで、日本のアニメや漫画が先行して海外市場に進出してきた。次に訪れるのは文芸書や児童書の分野だと考えている」と述べ、提携を契機に日本の出版物やIPを世界に広めていく決意を表明しました。ポプラ社の加藤裕樹社長も、日本の児童書の絶好のチャンスが訪れていると強調し、オールジャパンの協力体制で海外展開を推進していく意欲を示しました。

株式会社ポプラ社は、1947年に設立され、児童書を専門に手がける出版社です。その後、一般向け書籍事業も展開し、全世代に向けた良質な本を提供しています。近年は海外展開や教育ICTサービスへの参入も進めており、今後も社会に貢献する企業理念を実現していくことを目指しています。

この提携によって、日本のコンテンツが中国市場でより一層評価され、広がっていくことが期待される中、両社のさらなる協力が注目されます。学研ホールディングスとポプラ社がタッグを組むことで、多くの子どもたちに素晴らしいコンテンツが届けられ、彼らの心豊かな成長に寄与することと信じています。


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