深津貴之、noteのCSOに就任
note株式会社は、CXO(Chief Experience Officer)であった深津貴之氏が、2023年から新たにCSO(Chief Strategy Officer・最高戦略責任者)に就任したことを公式に発表しました。深津氏は、noteが目指すAI活用の戦略を引き続き推進し、クリエイターやパートナー企業とともに新たな成長エコシステムの設計に取り組むことになります。
noteの成長とAIシフト
noteは、2022年から生成AIが注目を集める前よりもいち早くAI関連の戦略を打ち出し、経営や人事、予算配分においてAIの導入を進めてきました。その結果、2026年11月期の上半期には、売上高が前年同期比で1.9倍に成長し、従業員一人当たりの売上高も2.3倍に達しました。この成長は、noteに蓄積されたクリエイターの実体験や独自の知見を駆使した8209万件以上のコンテンツによって支えられています。
noteは、検索流入やページビューに特化せず、クリエイターが自由に表現できる場を提供しており、その結果としてAIによる流入も増加しています。AIが引用するドメインランキングでは、YouTubeに次ぐ2位を記録しており、AI経由でのアクセスは従来の検索流入予測の4倍にも達しています。
深津貴之のビジョンと役割
深津氏は、今後CSOとして、以下の4つの領域でエコシステムの設計を担当します。
1.
AI活用: コンテンツの届け先を広げ、新たな読者層にリーチします。生成AIを通じて、クリエイターの知識や体験に触れられる機会が増え、採用される努めを強化します。
2.
ビジネス基盤: パートナーと協力し、広告収益モデルからのシフトを図ります。読者からの直接の支援を受けられる仕組みを構築し、KADOKAWAなどとの連携を進めています。
3.
クリエイティブ: クリエイターが収益を上げられる仕組みを再強化します。特に、「創作大賞」などのコンテストを通じた作品の商業化や展開を推進します。
4.
データ基盤: AIによる記事の分類や構造化を進め、パートナー企業へ向けたインサイトを提供します。具体的には、消費者のニーズを反映させたプロモーションや商品開発のサポートを行います。
パートナーシップの募集
noteは、クリエイターの声が広がるエコシステムを構築するため、さまざまな業界の企業とのパートナーシップや連携を求めています。出版、映像、音楽、ゲーム、旅行媒体など、多岐にわたる分野との協業を進め、クリエイターが自由に創作活動を行える環境を強化していく方針です。
深津貴之のコメント
深津氏は就任に際し、「クリエイターが安心して創作を続けられるよう、持続可能な進化のための基盤設計に取り組んでいく」と語っています。noteは、これからもクリエイターと共に進化し、成長し続けることを目指しており、その中心に深津氏の戦略的なリーダーシップが位置づけられています。
noteは2014年のサービス開始以来、約8209万件の作品を生み出し、1248万人の会員数を誇っています。今後も、独自のAI戦略を駆使し、クリエイターの自由な創作活動を支える存在として、進化を続けています。