ブルターニュの魔法！お菓子レシピの秘密を探る

株式会社河出書房新社から、フランス・ブルターニュに住むお菓子研究家・松岡由希子が手掛けた新しいレシピブック『おいしさの秘密はキャラメル、バター、塩フランス・ブルターニュから届いたお菓子レシピ』が2025年9月18日に発売されます。

静かな海に囲まれたブルターニュ地方は、その豊かな自然と食文化から多くの美味を生み出しています。特に、キャラメル、バター、塩は、この地域のお菓子作りには欠かせない存在です。本書では、これらの素材がもたらすお菓子の魅力を余すところなく楽しめるレシピが満載です。

ブルターニュのお菓子作りはまるで魔法

ブルターニュの人々が大切にしているのは、シンプルな素材を使ったお菓子作りの楽しさです。粉、砂糖、卵、牛乳、バターといった基本的な食材をもとに、それぞれの配合や調理法によって、まったく違う風味や食感が出来上がります。この本には、まるで魔法のようなレシピが詰まっています。

秘密１：キャラメルの魅力

キャラメルは、お菓子作りにおいて大きな役割を果たします。一言にキャラメルと言っても、その製法や仕上がりには多様性があり、本書では以下の4つのキャラメルを取り上げています。
1. 砂糖を焦がして作るクレーム・ブリュレ
2. 砂糖と水を煮詰めるクレーム・キャラメル
3. 砂糖と乳製品を使ったフロランタン
4. キャラメルを生地に混ぜ込むフラン・パティシエ

これらのレシピを通して、キャラメルが持つ奥深い味わいを楽しむことができます。

秘密２：バターの使い方

バターはお菓子の質感や風味を大きく左右します。本書ではその使い方に注目し、以下の4つのスタイルを紹介しています。
1. ポマード状バターで作るカトル・カール
2. 冷やしたバターで作るクイニーアマン
3. 溶かしたバターのクレープ・ブール＝シュクレ
4. 焦がしたバターを使ったフィナンシェ

バター一つで、同じ素材でも全く違った味わいのスイーツが楽しめることを実感できるでしょう。

秘密３：塩の使い方

最後は、塩の重要性です。甘さを際立たせ、深みを与える塩は、お菓子の完成度を高めるポイントです。ここでは、粒の大きさや塩味の強さの異なる3種類の塩を取り上げています。
1. セル・ファン：細粒塩で作るデザート
2. フルール・ド・セル：上質な一番塩を使ったプティ・ブール
3. グロ・セル：粗塩を使ったファー・ブルトン

これらの塩の特性を生かすことで、よりリッチなお菓子を楽しむためのアイデアが広がります。

特別なレシピが満載

このレシピブックは、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーなど、特別な日に自分らしいスイーツを作りたい方への必見の一冊です。本場ブルターニュのレシピを通じて、松岡由希子が教えるお菓子の秘密をぜひ探求してください。

著者紹介

松岡由希子は、商社勤務を経てフランスで本格的な製菓・料理を学び、現在はブルターニュに在住。オンラインでの料理教室も開催しており、多様な料理文化を伝える活動を行っています。

この機会に、ぜひ『おいしさの秘密はキャラメル、バター、塩フランス・ブルターニュから届いたお菓子レシピ』を手に取って、ブルターニュのお菓子作りの魔法を体感してみてはいかがでしょうか。