ミュージカル『ボニー&クライド』製作発表会レポート
2025年3月に開幕するミュージカル『ボニー&クライド』の製作発表が、1月31日に行われました。会見には、キャストの柿澤勇人さん、矢崎広さん、桜井玲香さん、海乃美月さん、そして上演台本・演出の瀬戸山美咲さんが登壇し、一般のオーディエンスに特別バージョンの劇中曲を披露しました。今回は、その会見の様子や公演の魅力をお届けします。
特別披露された劇中曲
製作発表の冒頭では、クライド・バロウ役の柿澤勇人さんと矢崎広さん、ボニー・パーカー役の桜井玲香さんと海乃美月さんの4名が、劇中のナンバー「ピクチャー・ショー」と「残すのさ名前を」を披露。これらの曲は、実際の公演では見ることのできないスペシャルバージョンとして、来場者に特別な体験を提供しました。
「ピクチャー・ショー」では、夢を追い求める二人の切実な想いが歌われ、観客は彼らの情熱に引き込まれました。続く「残すのさ名前を」では、ボニーとクライドが逃避行を始める心情を描写した、感情豊かな一幕のラストを飾るナンバーです。音楽に乗せて、二人の壮絶な生き様が浮かび上がりました。
ミュージカルの背景
本作は、1930年代のアメリカ中西部で実在したギャングカップル、クライド・バロウとボニー・パーカーの物語を基にしています。彼らは銀行強盗や殺人を繰り返しながらも、その無軌道な生き様は後世に多大な影響を与えました。リブートされたミュージカル『ボニー&クライド』は、2011年にブロードウェイで初演を迎え、日本でも好評を博しました。
今回の新演出版では、豪華キャスト陣がクライドとボニーの役を演じ、物語の新たな息吹を吹き込むことが期待されています。特に脚本・演出の瀬戸山美咲さんは、史実や映画と異なる「夢と現実のコントラスト」を描くと語りました。
豪華キャストと公演日程
キャスト陣には、クライド・バロウ役の柿澤勇人さんと矢崎広さん、ボニー・パーカー役の桜井玲香さんと海乃美月さんをはじめ、多彩な顔ぶれが揃います。公演は2025年3月10日から4月17日まで東京のシアタークリエで行われ、その後、大阪、福岡、愛知でのツアー公演も予定されています。
チケット情報とイベント
チケットは現在絶賛発売中で、平日は13,500円、土日祝日は14,000円で販売されています。また、アフタートークイベントも複数回開催され、キャストたちと直接触れ合う貴重な機会もあります。
まとめ
ミュージカル『ボニー&クライド』は、伝説のギャングカップルの非情でありながらも人間味溢れる物語を、フランク・ワイルドホーンの華やかな音楽とともに描き出します。観客の心に残る、感動的な体験が待っていることでしょう。ぜひ劇場でその魅力を体感してください!