汐澤安彦の最後の名演がCD化!
2025年1月7日に86歳で亡くなった日本音楽界の巨匠・汐澤安彦が指揮を務めたCD『だったん人の踊り』が、ついにリリースされることが決定しました。このCDには、彼の最後の共演となった2022年1月22日の第140回定期演奏会のライブ録音が収められています。
大阪市音楽団の名を冠するOsaka Shion Wind Orchestra
このCDを制作したのは、公益社団法人 大阪市音楽団が訴える母体であるOsaka Shion Wind Orchestraです。彼らは、1923年から続く日本で最も長い歴史を持つ吹奏楽団であり、現在も大阪市を拠点に中心となって活動しています。クラシックからポピュラー音楽まで、多彩なプログラムで音楽文化の発展に寄与しています。
汐澤安彦の経歴と功績
汐澤安彦は東京芸術大学で器楽科を卒業し、修了後はトロンボーン奏者としてキャリアをスタート。後に、指揮者としても華々しい業績を残しました。1973年の民音指揮コンクールで最高位を獲得し、海外でも指揮法を学び、その後日本に帰国。数多くのオーケストラや合唱団で活躍し、音楽界に多大な貢献をしました。
特に、オペラ「夕鶴」の指揮は高く評価され、多くの記録に残る成果を上げています。彼はまた、音楽教育にも情熱を注ぎ、東京音楽大学の名誉教授として後進の指導にも力を注ぎました。
CDの収録楽曲
今回のCD『だったん人の踊り』には、以下の楽曲が収録されています:
- - キャンディード序曲(L.バーンスタイン/編曲:C.グランドマン)
- - ハンガリー狂詩曲第2番(F.リスト/編曲:C.マカリスター/校訂:A.リード)
- - 歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列(R.ワーグナー/編曲:L.カイエ)
- - 歌劇「イーゴリ公」よりだったん人の娘の踊り、だったん人の踊り(A.ボロディン/編曲:汐澤安彦)
- - 祝典序曲 作品96(D.ショスタコーヴィチ/編曲:D.ハンスバーガー)
- - 狂詩曲「スペイン」(E.シャブリエ/編曲:M.H.ハインズリー)
- - 序曲「1812年」作品49(P.I.チャイコフスキー/編曲:M.L.レイク)
- - 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/編曲:A.リード)
- - ティコティコ(Z.アブレウ/編曲:岩井直溥)
選りすぐりの名曲たちは、聴く者の心を魅了し、汐澤の円熟した指揮のもと、極上の演奏が楽しめる内容となっています。
販売情報
CD『だったん人の踊り』は、2025年6月26日(木)の12:00から、Shion公式オンラインショップと、開催中の「第161回定期演奏会」会場の物販ブースにて販売される予定です。一般価格は3,300円(税込)で、プレミアム応援団優待価格は3,000円(税込)となっております。ファンにとってはぜひ手に入れたい一枚と言えるでしょう。
Osaka Shion Wind Orchestraは、音楽の楽しさとその素晴らしさを伝え続ける団体であり、今回のCDもその活動の一環として、多くのリスナーに喜びを与えることを期待しています。ぜひ、購入して汐澤安彦の遺した音楽を楽しんでください。