新たな海の学びを提案する書籍が登場
一般社団法人3710Lab(みなとラボ)の代表理事、田口康大氏が監修した書籍『海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海』が2024年3月24日に発売されます。この書籍は、海と人との共生を学ぶ新しい海洋教育のモデルを提供することを目的として制作されました。
プログラムの背景と成果
本書は、北海道の根室市立おちいし義務教育学校で実施した海洋教育プログラムの様子と成果をまとめたものです。根室市の美しい自然環境を舞台に、5年生と6年生の生徒たちは、夏と冬の2回にわたって特別なフィールドワークを体験しました。このプログラムは、かつてオホーツクに住んでいた人々の目線に触れ、海と森、そして人間のつながりを見直すことをテーマにしています。
生徒たちは、自然を体感しながらその美しさや重要性を学ぶことができ、実際に森や海を訪れることで深い理解を得ました。そこで感じたことや考えたことを通して、今後の自然との共生について思考を深める手助けとなったのです。
教育プログラムの目的
本書の根底には、「自然や海との全体的なつながりを感じることが重要だ」という考えが存在します。今日、自然と人間との関係は遠ざかりがちですが、そのギャップを埋めるためには、自然そのものの全体像を理解することがカギです。そのために、プログラムは多角的な視点から海洋教育を実現することを目指しています。
内容と構成
書籍には、フィールドワークの様子や田口康大氏と津田直氏の対談、津田氏が撮影した美しい写真、プログラムで制作された子どもたちの作品などが豊富に盛り込まれています。どのページも、自然環境への深い愛情と洞察が伝わってきます。また、海洋教育カリキュラムが具体的に示されているため、他の地域でも活用できる参考資料としても役立つでしょう。
未来への願い
田口氏はこの書籍が、未来の教育において重要な要素を見つめ直すきっかけとなることを願っています。人間と自然との調和を持続可能な形で育んでいくために、多くの読者に手に取っていただきたいと考えているのです。
書籍は、みなとラボのウェブストアにて、2024年4月26日から販売を開始します。海洋教育に興味を持つ方々や、環境問題に関心のある方々にとって、必読の一冊となること間違いなしです。ぜひ、親子で、または教育関係者としてお楽しみください!
発行情報
- - 書籍タイトル:『海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海』
- - 企画・監修・執筆:田口康大(みなとラボ)、津田直
- - サイズ:W210mm×H255mm
- - ページ数:44ページ
- - 本体価格:1,650円(税込)
- - 発行日:2024年3月24日
- - 発行元:みなとラボ出版
この書籍を通じて、読者が自然に対する新たな意識を持ち、未来の教育に活かされていくことを願っています。