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老舗同人誌印刷所『しまや出版』の挑戦と革新

東京都足立区にある同人誌専門印刷所『しまや出版』は、業界内で革新を続けています。今回、代表取締役の小早川真樹氏や、日々奮闘する社員の熱意に迫ります。

成長を支える最新の取り組み

「同人誌印刷は実は設備投資産業です」と語る小早川氏。お客様の「宝物」を作るニーズは高まり続けており、しまや出版もその応えを求めて日々努力しています。コロナ禍の中で業界初のデジタルオンデマンド印刷機を導入し、2025年には最新の印刷機器を5台増設することに成功しました。

「飽きられる本ではなく、一生残しておきたくなる本を、皆が気軽に作れる印刷所でありたい」との思いを持つしまや出版。ここでは他社には無い特長を持つ同人誌が生まれており、例えば「表紙に刺繍加工を施した本」や、全ページが金または銀で印刷された本など、独特なアイデアが次々と実現されています。

特にSNSで話題を呼んだカセットテープケース入り同人誌や、DVDケース入りの製品は、『しまや出版』のみが行っているとあって、多くのファンから支持されています。こうしたユニークな企画やアイデアは、日々しまや出版の公式Twitter（@ShimayaTokyo）でも発信され、業界内でも注目を浴びています。

コミケと共に歩んできた歴史

1970年代、巨大な同人誌即売会「コミックマーケット」（コミケ）が誕生した際、中でも同人誌印刷を手掛けてきたのがしまや出版です。50年前から数多くの同人作家に信頼され続けてきたことは、同社の大きな誇りです。

また、ホームページには「はじめての方

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