2024年1月6日(月)、BS日テレの「歌謡プレミアム」にて、喜寿を迎えた前川清がゲストとして登場し、彼の音楽キャリアの中で特に重要な役割を果たした「クール・ファイブ」の頃を振り返ります。番組では、「クール・ファイブの5大事件簿」と題し、数々のハプニングを告白します。
前川清がステージで披露する名曲「長崎は今日も雨だった」に乗せて、彼のデビュー当時のエピソードが語られます。クール・ファイブが一躍有名になったのは、このデビュー曲のヒットがきっかけでした。テレビやライブステージに引っ張りだこになりながらも、数々のハプニングに見舞われた彼ら。その中でも特に印象的だったのが、「床にへばりつきハプニング」と呼ばれる出来事です。
その日は、イントロが流れ始めた瞬間、上がるはずのエレベーターマイクがなかなか上昇せず、メンバーたちは床に這いつくばってコーラスを始めることに。まるでコントのような光景は、観客にとっても忘れられない瞬間でした。こうしたハプニングがあったからこそ、前川清の記憶にも残るのでしょう。
クール・ファイブのリーダーである内山田洋さんを中心に、前川がボーカルとして加入した際の背景にも触れられ、その後の名付け親である「内山田洋とクール・ファイブ」に改名された経緯が明らかになります。当時、前川は給料も最も低く、他のメンバーの楽器を運んだり後片付けをしたりしていたため、リードボーカルという意識が薄かったと語ります。
番組では、懐かしい映像が流れ、前川清が「東京砂漠」「さようならの彼方へ」「噂の女」などを披露。その中で自分が若かりし頃の映像を見た前川は、思わぬ気付きがあったようです。「映像を観てすごく勉強になりました。今年の目標にしたい」と話し、過去の自分を振り返る様子が印象的でした。
さらに、2024年2月に亡くなったクール・ファイブのメンバー小林正樹さんへの想いも語られます。小林さんが前川をスカウトした人物でもあり、最後に共演した際の感動的なエピソードも紹介。小林さんとの交流を惜しむ前川の思いが伝わってきます。
また、クール・ファイブとしての番組出演時のトーク名場面も再放送されるなど、ファンにとっては懐かしさあふれる内容です。人気のヒット曲「そして、神戸」や、小林さんへの想いを込めた最新曲「風潮」も披露される予定です。
最後には、バラエティ番組での活躍を見抜いた萩本欽一とのエピソードも披露され、笑いが絶えないユーモアも絶品です。前川清が流れるように歌い上げる姿は、やはり見る者を惹きつける魅力があり、貴重な時間となることでしょう。ぜひとも、彼の素敵な音楽の世界をご覧あれ!