播磨靖夫氏の遺作
2025-02-14 20:34:47

播磨靖夫氏が遺したエイブル・アートの思想をまとめた新刊

播磨靖夫氏の遺作『人と人のあいだを生きる』が出版



2025年1月25日(土)、株式会社どく社が予約を開始した新刊『人と人のあいだを生きる最終講義エイブル・アート・ムーブメント』は、障害のある人々の表現活動を支え続けた文化功労者、故・播磨靖夫氏が半世紀の活動の集大成として遺したものです。この書籍は、彼が仕組みづくりや市民運動を通じて築いてきたエイブル・アートの理念を深く掘り下げた内容となっています。定価は2,750円(税込)、体裁は四六判の並製で全200頁にわたり収められています。

播磨氏はかつて新聞記者としてのキャリアを経て、障害のある人々のための「たんぽぽの家」の設立に携わり、エイブル・アート・ムーブメントやGood Job!プロジェクトといった多くの運動をリードしました。特に30年前、阪神・淡路大震災を背景に文化芸術の復興を図り、エイブル・アート・ムーブメントを始めたことは、彼の変革への熱意を示しています。彼の活動が、日本におけるNPOやボランティア文化の普及に繋がったことは言うまでもありません。

2024年秋、82歳で逝去した播磨氏は、病床にある中でも彼の生き様やアートへの情熱を「最終講義」として後世に伝えました。本書は、彼が自ら選んだ言葉で綴られ、特に「人と人のあいだで生きる」という思想を受け継ぐ内容となっています。

読者に届けるメッセージ



この書には、彼が推進してきたアートと社会を結ぶ活動の意義が詰まっています。「最終講義エイブル・アート・ムーブメント」には、彼の情熱と、他者と共生するための知恵が凝縮されており、これまでの活動の中で学び取ったことを基に構成されています。

また、第2章では30年以上にわたり積み重ねられた「可能性の芸術論」が収録されており、他者と生きる思想の探求が続けられています。

そして、第3章では、播磨自身の活動の原点を探ることができる原稿が掲載されています。彼の豊富な経験と視点が詰まったこの一冊は、これからの社会においても必ずや参考になることでしょう。

播磨靖夫氏の影響力



播磨靖夫氏は、アートの普及に留まらず、福祉やボランティア精神を社会全体に広めるという重要な役割を果たしました。「アートは人々をつなぎ、共感を生む」といった彼の言葉が、今後の展望にどのように影響を及ぼすかは計り知れません。

彼が遺した思想は、私たちが他者と共に生きていくためのヒントや指針となることでしょう。

本書は、播磨氏の深い洞察と彼が掲げた未来への希望を読み取るための貴重な資料です。これからの時代におけるアートの可能性を共に探求し、多様な人々が共生する社会の実現に向けて歩んでいきたいものです。

この機会に、播磨靖夫氏の人生と彼の思想を再認識し、より深く彼の功績を知っていただければ幸いです。


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