未練の幽霊と怪物
2025-10-08 13:24:36

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース音楽劇「未練の幽霊と怪物」の魅力とは

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース音楽劇「未練の幽霊と怪物」



2026年2月13日から3月1日まで、KAAT神奈川芸術劇場の大スタジオで演じられる待望の音楽劇『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』の公演情報やビジュアルが公開されました。この作品は、国際的に名高い演劇作家岡田利規が手掛け、見えない存在がその思いを語る「夢幻能」の形式を活かしています。

演劇と音楽の調和



『未練の幽霊と怪物』は、岡田が能の特色を取り入れ、現代社会の問題を鋭く描写する意欲作です。能と音楽劇の融合により、彼の表現はさらに多層的になっています。過去にKAATで上演された作品が大きな反響を呼び、今回の新作に対する期待が高まっております。

この舞台は、彼の手によって新たな問いかけを持って演じられ、観客はその視線を社会的・政治的な問題へと向けられます。『珊瑚』と『円山町』の二つの作品を通じて、岡田は私たちに、目をそむけず社会を直視することの重要性を投げかけます。

主演キャストの顔ぶれ



主役の「シテ」には、東京2020オリンピックの閉会式でソロパフォーマンスを果たしたアオイヤマダと、ダンスパフォーマンスグループs**t kingzの小栗基裕が名を連ねています。また、岡田作品に何度も出演している石倉来輝、七瀬恋彩、沖縄出身の清島千楓も出演し、各々がその個性を発揮します。さらに、第一弾から引き続き、片桐はいりが重要な役割を担います。

音楽は引き続き内橋和久が担当し、奄美出身の里アンナが謡手として参加します。歌と演奏の調和が、独特の幽玄の世界を創り出すことでしょう。

歴史的背景と現在の意義



岡田は、社会の中で果たされなかった思いを持つ幽霊や怪物たちの視点から語りかけます。これらの存在は、現代もなお私たちの周囲で生き続け、見えないところで苦しんでいます。私たちはそれらを見ないことで楽になろうとすることができますが、岡田はその快適さに対抗し、音楽劇という形で反抗します。

詳細な公演情報



公演は2026年2月13日から3月1日まで、KAAT神奈川芸術劇場の大スタジオで行われます。チケットは一般発売が11月30日で、神奈川県民割引やU24、シルバー割引が用意されています。チケットの購入は、公式サイトやさまざまなチケット販売サイトで行えます。また、アフタートークや託児サービスも提供される予定です。

この作品を通じて、観客は岡田が描く多様な人々の物語に触れ、自らの心の奥底にある「未練」を見つめ直す時間を持つことでしょう。KAATの新たな挑戦をぜひご覧ください。


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