バルスとリーダー電子、画期的な映像制作ソリューションを発表
最近、XRライブイベントやVTuberをはじめとするバーチャルキャラクターの需要が高まる中、実物とCGを融合させた映像制作が注目を集めています。この流れの中、バルス株式会社とリーダー電子株式会社は、次世代の映像制作ソリューションを共同で開発し、その成果を2025年11月に幕張メッセで開催されるInter BEE 2025で初公開することを発表しました。
この新しい制作ソリューションは、実写映像とCGを自然に融合させるためのポストプロセス(後処理)を自動化するシステムを活用しています。具体的には、リアルなアーティストとバーチャルキャラクターのコラボレーション映像を制作する際に、従来の手間のかかる作業を効率化し、短い時間で高品質な映像を実現することが可能になります。
ソリューションの背景
従来、VTuberとリアルアーティストとのコラボ映像制作には、複雑なクロマキー合成やCG照明の調整、さらにはカラーグレーディングなど、多岐にわたる手作業が必要でした。このような作業は、技術の習得が求められる上、時間とコストがかかるため、映像制作業界にとっては大きな負担となっていました。
バルスとリーダー電子は、この課題に取り組むことで「実写とCGを、もっと楽に自然に。」というテーマを掲げ、新たなソリューションを開発しました。このソリューションは、リーダー電子が持つ先進的なAI技術を活かし、ポストプロセスの自動化を実現します。
ソリューションの主な機能
1.
実写とCGの自然な統合: CG空間での照明情報を解析し、実写映像に自動的にライティングを適用。リアルな一体感を生み出します。
2.
カラーグレーディングの自動調整: 実写とCGの色調を統合し、違和感のない「美麗で自然な」合成映像を迅速に生成。
この画期的な技術により、制作時間は大幅に短縮され、エンジニアの技術水準に依存せず高品質な映像を安定して供給できることが期待されています。
Inter BEE 2025での展示内容
この最新技術は、Inter BEE 2025において実際のデモンストレーション映像としてお披露目される予定です。リーダー電子のブース(ホール5 / 小間番号5218)では、映像プロセスの詳細やユースケースについても説明が行われるため、参加者はこの新しい制作ソリューションの実力を直に確認できます。
【Inter BEE 2025 開催概要】
- - 展示会名: Inter BEE 2025
- - 会期: 2025年11月19日(水)~21日(金)
- - 開催場所: 幕張メッセ(千葉県)
- - リーダー電子ブース: ホール5 / 小間番号 5218
- - 公式サイト: Inter BEE 公式サイト
企業情報
バルス株式会社は、音楽イベント、VTuber制作など幅広いエンタメビジネスを手がける企業で、統合型プラットフォーム「SPWN」を運営しています。また、2025年から吉本興業グループの一員となり、さらなるエンタメ体験の創出を目指しています。
リーダー電子株式会社は、1954年設立の老舗メーカーで、電子計測器の研究開発・製造を手がけています。新たな分野である動画制作の自動化に向けたVMA事業に注力しています。
この新しい映像制作ソリューションが、今後どのように映像業界に革命をもたらすのか、期待が膨らみます。