TM NETWORKが紡いだ40周年の旅路、豪華絢爛な横浜アリーナライブを披露

TM NETWORK 40周年を彩る横浜アリーナ公演

昨年、デビュー40周年を迎えたTM NETWORKは、数々のアニバーサリーイベントを経て、2025年の新たなツアー「YONMARU+01」の最終地点である横浜アリーナにて、華々しい二日間を締めくくりました。このライブは、WOWOWで5月31日に独占放送されることが決定しており、ファンにとっては見逃せないイベントです。

40周年の集大成

TM NETWORKは、2021年の活動再開以降、”FANKS intelligence Days”というコンセプトのもと、トータルで40本に及ぶロングランツアーを行い、年末には感謝の気持ちを込めた一夜限りのライブを実施しました。横浜アリーナの公演は、その集大成とも言える位置付けで、多くのファンが待ち望んだイベントです。

迫力のオープニング

公演は、壮大なインストゥルメンタル「+01」にのせて幕を開け、巨大LEDスクリーンには海の彼方に昇る太陽が映し出されます。仮想空間と現実が交差する演出により、メンバーの小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登が登場し、客席は大いに盛り上がりました。新曲「We Can’t Stop That Way」からスタートし、デビュー曲「金曜日のライオン」へと続く流れは、彼らの音楽の成り立ちを過去から現在へとつなげる感動的なものでした。

歴史を振り返る演出

ライブでは、彼らの音楽がもたらしてきたメッセージが明確に色づけされます。「Castle In The Clouds」では暗い現実を歌い、「Alive」では分断を乗り越えようとする力強い姿勢を示しました。特に、「Screen Of Life」におけるアカペラパフォーマンスは、聴衆に強い印象を与え、彼らの音楽が耳だけでなく心にも響くことを証明しました。

名曲の羅列

ライブの後半には、国民的アンセムとして知られる「Resistance」や「Self Control」が披露されますが、単なるヒットメドレーで終わらない新しいアレンジが印象的でした。そこには、TM NETWORKの進化し続ける姿が伺えます。最新シングル「Carry on the Memories」では、共に歩んできた人生を噛み締める感動的な歌が響き渡り、彼らの絆の深さが際立ちました。

幕を閉じる壮大なクライマックス

最後には、インスト曲「Last Encount」を経て、スクリーン上の彼らの姿が消えていき、穏やかな日常の脆さを感じさせる演出がなされます。昇った太陽が静かに沈む様子に、全ての観客がこの特別な瞬間を共有しました。

このライブは、クラシック、エレクトロ、フォークソングまで幅広い音楽性と、特別な演出が絶妙に融合され、40周年を華やかに締めくくるものとなりました。これからのTM NETWORKの活動にも、目が離せません。変わらず、時代を鳴らす音楽を発信し続ける彼らの姿に期待が高まります。