ふかわりょうとバカリズムが語る若かりし日のナンパ失敗談
12月29日(日)に放送された「ロケットマンショー年末SPECIAL」では、ふかわりょうさんが自身の30周年を記念したトークライブについて語りました。このトークライブにはタレントのYOUさん、お笑いタレントのバカリズム・升野英知さんがゲストとして登場。その収録にあたって、彼は過去の思い出に浸ることとなりました。
トークでは、ふかわさんとバカリズムが20歳の頃のエピソードが語られました。新百合ヶ丘で開催されたミーティングの合間に、二人は美しい女性に声をかけようと表参道へと繰り出したのです。しかし、想像とは裏腹に、その試みは悲惨な結果に終わったことが明らかになりました。
「まず声をかけようとしたんだけど、いざその場になると全く声が出なかった」とふかわさんは苦笑いします。さらに続けて、女性に声をかけられなかった理由を無理に正当化し、「この街の雰囲気が合わなかったんじゃないか」と自らを慰める様子も披露しました。「気を大きく持つ姿勢でいたのに、通り過ぎた後には全く話せずに、正当化の言い訳ばかりしていた」と振り返りました。
この過去の経験は、彼ら自身の自信を逆手に取った苦い記憶であり、現代の自己表現やコミュニケーションの難しさを示唆するものでした。ただのナンパ行動が彼らの面白いトークネタとなり、その後の「トツギーノ」へと繋がっているのは面白いところです。
ふかわさんの話を聞いていた平松政俊さんも、「二人がそんなことをするとは思わなかった」と笑いをこらえ、自らの若かりし日の恋愛模様を振り返ります。「気後れしてしまって、結局次のステップに進めなかったのが印象的だった」と語りました。
当時の様子を振り返る中で、彼らは「正当化の名人」としての姿を曝け出していきました。表参道を散策するうちに、まるでおしゃれな街で自分を探しているかのように見えるが、実際には自分を納得させる過程を経ているという自嘲的なスタンスは、聞いている人たちに共感を呼び起こしました。
結局、ふかわさんとバカリズムのナンパ企画は、終始自己正当化の日々となり、彼らが最終的に辿り着いたのは新百合ヶ丘でした。シネコンを巡りながらも声をかけられない自分を慰め続ける姿は、その後の芸人としての成長にも大いに影響を与えたことでしょう。
「そんな経験があったからこそ、今の自分たちがいる」と語るふかわさん。その言葉には、過去の恥ずかしさをバネにした成長が垣間見えました。
「ロケットマンショー年末SPECIAL」は、radikoタイムフリーとポッドキャストで視聴可能です。聴衆にとって、ふかわりょうさんとバカリズムの若き日の笑いの源泉を探ることは、新たな発見をもたらすことでしょう。番組オフィシャルサイトやリスニングプラットフォームで、彼らの思い出話をお楽しみください。