新東宝キネマノスタルジアが贈る『火線地帯』のDVDリリース
新東宝キネマノスタルジアは、1961年に公開されたアクション映画『火線地帯』をDVDとして発売します。通常版のほか、特別仕様の初回限定版も登場し、映画ファンに喜ばれる内容となっています。
地帯シリーズの魅力とは?
『火線地帯』は新東宝が制作したアクションシリーズの一つで、全5作品からなる『地帯シリーズ』の最終章です。このシリーズは、昭和30年代の社会情勢を反映し、石井輝男監督が手掛けた麻薬、売春、秘密クラブなどをテーマにしたクライムアクションで、多くの観客に支持されてきました。特にセミ・ドキュメンタリー形式で撮影された映像は、当時の東京の風俗や裏社会をリアルに描き出しています。今でもカルト的な人気があります。
DVDの特徴と内容
DVDの発売日は2026年4月8日(水)で、価格は通常版が3,080円(税込)、初回限定版が6,380円(税込)です。初回限定版には、『火線地帯』に加え、シリーズの第1作目である『白線秘密地帯』や、その前日譚とも言える『女体桟橋』が収録されています。この特別版には、映画に登場するキャラクターのアクリルスタンドや作品解説ポストカードも封入される予定です。
ストーリーの概要
『火線地帯』では、主人公の伸一とその仲間たちが密輸拳銃を巡っての縄張り争いに巻き込まれるサスペンス・アクションが展開されます。敵対する梶川組との激闘の中、仲間の信頼や裏切りが描かれる一風変わったバディムービーとしても楽しめます。演出を担当したのは、これまでに石井輝男の作品に関わってきた武部弘道氏。
この作品では、ハンサムタワーズの吉田輝雄がエネルギッシュな主人公を演じ、暗黒街のボスの情婦役には三原葉子が登場します。二人の演技が織り成すストーリーが、観る者を惹きつけます。
映画の注目ポイント
『火線地帯』は、アクションシーンと人間ドラマが絶妙に絡み合った作品です。特に、石井輝男が描く独特の世界観や、武部氏の演出によって生まれる緊張感あふれるシーンは見逃せません。オリジナル予告篇も収録されており、ファンにはたまらないアイテムとなるでしょう。
また、初回限定版に含まれる『女体桟橋』は、公金横領事件を追う潜入捜査官の物語を描いた作品で、『火線地帯』とは異なる視点からアクションを楽しむことができます。さらに、『白線秘密地帯』はシリーズの記念すべき第1作として、過去の映像資料としても貴重なものとなっています。
まとめ
新東宝キネマノスタルジアによる『火線地帯』のDVDリリースは、映画ファン必見の内容です。特別仕様の初回限定版には、貴重な収録内容が盛り込まれており、アクション映画の魅力を存分に堪能できることでしょう。映画の公開から60年以上経った今も、その影響力は衰えず、多くの人々に愛され続けています。さあ、あなたもこの機会に『火線地帯』の世界に浸ってみませんか?また、公式FacebookやYouTubeでも情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。