香川県のファミリーマートで新しい音声サービスがスタート
香川県にあるファミリーマートで、地域の文化を感じさせる新しい音声サービスが始まりました。株式会社イーネットが株式会社百十四銀行との協力により、8月4日から香川県内のファミリーマートに設置されたイーネットATMにご当地言葉で挨拶する音声機能を導入しました。これは、地域住民や観光客を温かく迎え入れるための取り組みです。
ご当地言葉による挨拶
ATMを利用する際に、カード挿入時に流れる音声は「いらっしゃいませ」、取引終了後のカード返却時には「ありがとうございました、またお越しください」というもので、それぞれのエリアに応じたご当地言葉にアレンジされています。
地域ごとの挨拶は、東讃、高松、中讃・西讃の3つのエリアに分かれています。例えば、東讃エリアでは「いらっしゃい、よーおいで」と言い、高松エリアでは「おいでませ、よーきたの」と地域色を表現。利用者にとって親しみやすい挨拶が温かい雰囲気を醸し出しています。
地域の大学教授の監修
この取り組みは香川大学の柴田昭二名誉教授の監修のもと行われていて、百十四銀行の行員が音声収録を担当されています。このような地域密着型の試みは、地域の伝統や文化を尊重し、守るだけでなく、観光名所としての香川県の魅力を感じさせます。
全国的な展開と今後の展望
イーネットのご当地言葉挨拶ATMはこれまでに沖縄県を皮切りに全国で21府県に展開されてきました。香川県はその最新の地域として、より地域に根ざしたATMを目指しています。現在、香川県内には99台のATMが設置されており、各エリアの設置台数は東讃が4台、高松が50台、中讃・西讃が45台です。
観光客や地元住民にとっての魅力
この新しいサービスは、観光客だけでなく、この地域に住む人々にとっても嬉しいニュースです。地元の言葉でお出迎えされることで、利用者はより一層地域に親しみを感じることができるでしょう。また、この地域に訪れる際には、訪問のきっかけにもなり、地域全体の活性化に寄与することが期待されています。
デジタルサイネージの活用
さらに、イーネットATMの上部にはデジタルサイネージが設置されており、地域の名産品や観光名所の写真とともにご当地言葉を紹介する動画も放映されています。これにより、地域の魅力をさらに広める役割を果たしています。
結論
香川県のファミリーマートにおけるイーネットATMのご当地挨拶音声サービスは、地域の文化と人々の心を繋ぐ新しい取り組みです。今後も地域に根ざしたサービスを拡充させていくことで、地域活性化に貢献していくことが期待されます。ぜひ、香川県を訪れた際には、こうした新しい試みに注目してみてください。