海のむかしばなし
2025-04-02 11:18:03

海を学び、親しみを深める「海のむかしばなしアニメ上映会」とは?

海を学び、親しみを深める「海のむかしばなしアニメ上映会」



2025年3月29日、東京都中央区の銀座 蔦屋書店で、一般社団法人日本昔ばなし協会主催の「海のむかしばなしアニメ上映会」が開催されました。このイベントの目的は次世代の子どもたちに「海」と「人」とのつながりを伝え、地域の誇りを継承することです。

海ノ民話アニメーションの上映



この上映会では、2024年度に制作された「海ノ民話アニメーション」の25作品が上映されました。取り上げられた民話は、日本各地に残されている海にまつわるものばかりです。アニメーションとして映像化されたこれらの作品は、単なる物語ではなく、そこには「想い」や「警鐘」、さらには「教訓」が込められています。

参加者たちは、作品ごとに異なるアートスタイルや雰囲気を楽しみ、海への畏敬や感謝、人と海との関係についての様々な学びを得ました。上映中には、真剣にアニメを見入っている子どもたちの中から時折笑い声が上がる様子も見られ、温かい雰囲気が場を包みました。

伊沼田監督によるクイズと解説



上映の合間には、アニメ監督の沼田心之介さんが登壇し、参加者たちを対象に海にまつわるクイズを出題しました。子どもたちは自信を持って手を挙げ、会場は一層盛り上がりました。沼田監督はクイズの解説を通じて、作品に込められたメッセージや裏話を共有し、参加者は深い理解を得ることができました。

声優の冨田泰代さんによるアフレコ演技



イベント中には、声優の冨田泰代さんも登場し、自身が演じたキャラクターとその声入れの秘密についてお話ししてくれました。冨田さんは、同じく声優の四宮豪さんと共に、全25作品の声を担当するという大役を果たしました。そして、会場では実際にアフレコ演技を披露。なんと、四宮さんの役も一人で演じるという驚きのパフォーマンスが展開されました。蛸役や魚役、さらには女性役、男性役まで多彩な声色を使いこなし、子どもたちからは驚きと拍手が贈られました。

登壇者からのメッセージ



冨田さんは参加者に対して、日本の海にまつわる物語を多くの人と分かち合うことの大切さを語り、「様々な海に行き、その場所の物語を調べることが、もっと海を好きになるきっかけになる」とメッセージを送りました。また、沼田監督もアニメを通じて海への思いやりを育むことの重要性を強調しました。彼の言葉には、アニメーション制作における情熱が感じられ、参加者全員が心を打たれる思いを抱きました。

参加者の反応



参加した子どもたちやその保護者からは、アニメの多様性を楽しめたという声や、声優の演技に感動した声が寄せられました。保護者の方からは、今後もこのような民話を広めるイベントを続けてほしいとの要望もあり、参加者の心に深く残るイベントとなったことが伺えました。

終わりに



「海ノ民話のまちプロジェクト」は、民話を通じての地域の学びと海との関わりを次世代に伝える大切なプロジェクトです。今後もこのようなイベントが継続され、より多くの人々に海の魅力や、地域の歴史が伝わることを期待しています。参加した皆さんが、これからも海を大切にし、その美しさと物語を伝えていくことができるよう願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: アニメーション 海ノ民話 昭和の昔話

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。