バーチャルプロダクション賞
2025-06-03 13:46:26

テレビ東京が新技術でバーチャルプロダクション賞を受賞!

テレビ東京が誇る新たな挑戦、バーチャルプロダクション賞の受賞



2025年5月28日、シンガポールにて開催された「Asia-Pacific Broadcasting+ Awards 2025」で、株式会社テレビ東京が「バーチャルプロダクション賞」を受賞しました。この受賞は、次世代技術を駆使した新たな映像制作スタイルへの評価を示すもので、テレビ東京の挑戦が注目されています。

その背景には、次世代の通信基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」を最大限に活用することがありました。IOWNは、光技術を用いて大容量、低消費電力、低遅延を実現する通信規格です。これにより、リアルタイムでの生放送においてバーチャル背景と実際の人物を合成することが可能になったのです。この画期的な演出は、2024年11月20日の「テレ東音楽祭スペシャル 1964→2024」で具体化され、東京・品川区の「天王洲スタジオ」とバーチャルプロダクション機材が設置された六本木のテレビ東京本社との高速通信で結ばれました。

その結果、離れた場所からでもVP機材を操作し、現実のアーティストのパフォーマンスと仮想的な背景を合成した映像を生放送することに成功しました。この技術は、地上波の生放送においてIOWN APN(オール・フォトニクス・ネットワーク)を活用した世界初の取り組みとして評価され、特にその臨場感あふれる作品として視聴者の心をつかみました。

「Asia-Pacific Broadcasting+ Awards」は1983年に設立され、アジア太平洋地域の放送業界の革新を称えることを目的としています。この賞は、プラットフォームを問わず、魅力的な体験を提供する先駆的な取り組みを評価するもので、テレビ東京の受賞はその重みを示すものです。

同社は、2024年度技術振興賞 コンテンツ技術賞も受賞しており、技術革新を追求し続けています。今後も最先端技術を駆使して、オリジナリティあるコンテンツ制作に力を注いでいくとのこと。新たな取り組みへの期待が高まる中、テレビ東京は今後も放送業界の未来を牽引し続けることでしょう。

さらに、受賞式上ではテレビ東京のテック開発局と運営局が合同でバーチャルプロダクションの未来について語り、先進的な技術がいかに視聴者とのつながりを深めるかについてのビジョンも示されました。仮想の背景と現実の人物の融合は、今後のテレビ制作に新たな可能性を提示するものであり、多くの視聴者からも熱い注目を集めています。

視聴者に新たな体験を提供することを目指し、挑戦を続けるテレビ東京のこれからに期待が高まります。


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