2026冬季パラリンピックにて共に歌おう！『Earth ∞ Pieces MILANO 2026』参加者募集

2026冬季パラリンピック公式文化プログラム『Earth ∞ Pieces MILANO 2026』

2026年3月15日、イタリアのミラノで開催される参加型アートプロジェクト『Earth ∞ Pieces MILANO 2026』の参加者募集が始まりました。このプロジェクトは、公式文化プログラムとして、地域の多様な人々と一緒に音楽を通じて喜びを共有することを目的としています。

プロジェクト概要

主催は神奈川県横浜市に本拠地を置く認定NPO法人スローレーベルで、芸術監督を務めるのは栗栖良依氏です。彼女は東京2020パラリンピックの開閉会式でステージアドバイザーを経験しており、文化芸術におけるアクセシビリティの向上に尽力しています。このプロジェクトに参加することで、障害の有無にかかわらず、誰もが音楽通じて繋がることができる特別な体験が得られることでしょう。

参加方法

公募される参加者は、楽器の演奏や歌唱を行い、国や文化が異なるプレイヤーと共に音楽を作り上げることを目指します。プロ・アマ問わず、幅広い音楽愛好者を対象としており、参加費は8,800円（税込）で、公式アイテムやアフターパーティーへの参加費も含まれています。

申込締切は2026年1月5日（月）23:59（日本時間）。詳細な応募条件や滞在方法は公式サイトで確認可能です。

音楽監督とゲストアーティスト

音楽面では、スペインとオランダにルーツを持つ若手指揮者、サミュエル・タマリット・オテロがゲスト・ミュージックディレクターとして参加します。彼はメンデルスゾーン国際指揮者コンクールを制した実力派で、音楽への感性を生かし、プロジェクトを彩ります。オテロ氏は「ベートーヴェンの《喜びの歌》を共通言語に、誰もが歓迎される特別な体験を創出したい」と語っています。

また、音楽監督を務める三浦千明は現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ「蓮沼執太フィル」のメンバーで、前回の公演に続き、音楽面からプロジェクトを支えます。彼女は「国や文化の異なるプレイヤーと一緒に作り上げる《喜びの歌》は、かけがえのない体験になる」と期待を寄せています。

国際交流の機会

本公演では、参加者が障害のある音楽家とその家族がホストとなるホームステイを通じて、国際交流も行われます。音楽を通じて文化や価値観を分かち合うだけでなく、普段の生活を共にすることで、より深い理解と交流が図れます。事前に文化や生活習慣の違いについてのガイダンスが用意されており、安心して参加できる環境が整えられています。