マネー教育の必要性が高まる中、子ども向けの新たな投資本が登場
2025年4月26日(土)、『パックンの森のお金塾こども投資』が株式会社主婦の友社から発売されます。この本は、投資歴30年を誇るパトリック・ハーラン(パックン)が子どもたちに向けて、お金や投資の基本を楽しく学べるように構成されたものです。
子どもたちに必要なマネー教育
主婦の友社が実施した調査によると、約90%の親が子どもにマネー教育が必要だと感じている一方で、実際にその教育を行っている家庭はわずか3割程度という現状が明らかになりました。多くの親が「子どもにお金の仕組みを教えたい」と考えていながら、何をどう教えればよいのかわからずにいるのです。特に、最近ではNISAやiDeCoなどの投資関係の制度が拡充されており、投資に対する興味が高まっています。しかし、子どもの将来のお金に対する不安は依然として根強いものがあります。
本書の特徴と内容
本書では、そんな親の悩みを解決するために、子どもが自分でお金と投資について学ぶためのガイドが示されています。登場キャラクターには、パックン自身や複利好きのリス「フクリス」、現にしか興味がないシカ「イマシカ」などが登場し、漫才スタイルの会話を通じてお金と投資の知識を楽しく学ぶことができます。
また、本書の中で伝えられる投資の基本はシンプルで、「お金への意識を育てること」が主な目的です。証券口座は0歳から開設可能で、子どもたちが早い段階から自分名義の口座を持つことは、長期的な投資においても有利に働きます。
パックン流の教育法
パックンは自身の子どもに対して8歳のときから証券口座を開設し、クリスマスに投資信託をプレゼントするというユニークな方法を採用しています。どの銘柄にするのかを子どもに選ばせることで、自然と投資についての話ができ、楽しい学びの場を提供しているのです。
著者であるパックンの思いとして、「お金が一番大事なものではないが、社会で幸せに生きていくためには欠かせないものである」といったことも語られており、マネー教育の重要性が強調されています。
親へのアドバイスも充実
本書には、子どもに対する金銭的な教育についてのQ&Aが掲載されており、例えば「成績アップのご褒美にお金をあげてもいいのか」や「教育資金は学資保険が正解か」といった具体的な疑問に対する解決策も提供されています。パックンも2児の父として、自身が実践してきた経験を元に、親たちが悩むポイントにしっかりと寄り添っています。
おすすめの1冊
マネー教育に関心を持つ親たちにとって、『パックンの森のお金塾こども投資』はぜひ手に取ってほしい一冊です。子どもたちにお金の知識をどう教えるかで迷っている方は、まずは自らがこの本を読み、教育方針の見直しや検討をするきっかけとしてください。子どもたちの未来を豊かにするため、早めのマネー教育を始める良い機会です。
書誌情報
- - 書名:パックンの森のお金塾こども投資
- - 著者:パトリック・ハーラン
- - 絵:伊藤ハムスター
- - 定価:1650円(税込)
- - 判型、ページ数:A5判・176ページ
- - 発売日:2025年4月26日(土)
- - ISBN:978-4-07-461037-2
- - 発行:主婦の友社
子どもたちの未来のために、ぜひこの本を活用してマネー教育を開始してみてはいかがでしょうか。