日本電気株式会社(NEC)が、コンテンツ分析のトップランナーであるParrotAnalytics社と手を組み、革新的なデータサービス「Demand360」を日本国内で展開する運びとなりました。この新たな営業支援の連携は、2025年3月1日から開始され、特にコンテンツの海外輸出を後押しすることが期待されています。
日本のコンテンツ市場は現在、海外市場への輸出規模が約5.8兆円に達しており、これが鉄鋼や半導体といった伝統的な産業をも超える成長を見せています。この成長を受けて、NECはテレビ局や出版社などの知的財産(IP)を持つ企業に対し、250年の歴史を誇る自社の技術を活用して、さらなる国際展開を目指しています。特に、海賊版などの侵害コンテンツが多く出回る海外市場において、日本製コンテンツの円滑な流通を図るためのデータ解析サービスの重要性が増しています。
「Demand360」は、テレビ番組や映画、演者ごとの消費者需要を定量化することで、コンテンツの価値を測定できる革新的なサービスです。これによって、特定の市場やサービスへ対する消費者の関心を正確に把握することが可能となります。また、2015年以降、世界200以上の国で標準化された方法を用いてコンテンツ分析を行うため、ユーザーは累積市場シェアや値全面的評価を手に入れることができるのです。実際、多くの国際的IPコンテンツホルダーがこのサービスを利用している実績があります。
NECはこの連携を通じて、日本のコンテンツホルダーに対し、海外での販売促進支援を強化することを目指しています。そして、NEC自体もメディア事業のさらなる拡大に努めていく計画です。
2025年2月27日から28日に東京ビッグサイトで開催される「マーケティング・テクノロジーフェア東京2025」では、ParrotAnalytics社のDouglas Montgomery氏が、「Demand360」データを基にした特別セッションを行います。このセッションでは、日本のコンテンツの実力について掘り下げ、今後の戦略を議論します。参加者は、データドリブンのアプローチを通じて日本のコンテンツの現状や未来像を学べる機会です。
セッションの詳細
- - 日時: 2025年2月28日(金) 14:55-15:40
- - 会場: 東京ビッグサイト 東4ホール セッション番号:C-15
- - テーマ: データから解き明かす国産コンテンツの真の実力
- - パネラー: Douglas Montgomery(ParrotAnalyticsアジア市場アドバイザー)
- - モデレーター: 深田 航志(NECメディア統括部シニアプロフェッショナル)
本件についての詳細な情報や問い合わせは、日本電気株式会社のメディアエンタメサービスグループにご連絡ください。彼らが描く新たなコンテンツ市場の未来は、私たちの想像以上の広がりを見せるかもしれません。