大阪人熱狂!カニvsフグの冬味覚対決
大阪の冬に欠かせない味覚、カニとフグ。これら二つの冬の王者が、今夜放送される特別番組『カニvsフグ』で熱い対決を繰り広げる。
特番の魅力
この番組では、今まで誰も調べたことのないテーマとして、大阪府の43市町村をリサーチし、オリジナルランキングを作成。住人さえ気づかなかった大阪の魅力を再発見する内容になっている。MCは守口市出身の中川家、ゲストには泉大津市出身の川田裕美や大阪市出身の濱口優が登場。視聴者は単なる味覚対決を超えて、大阪の文化や食を感じることができるだろう。
お好きな食べ方対決
さて、対決のポイントは好きな食べ方だ。カニ派の代表は、カニしゃぶやカニクリームコロッケ、さらにはカニ刺し等、定番の美味しさを揃えている中、1位に選ばれたのはやっぱりカニ刺し。新鮮なカニをそのまま、または軽く火を通して楽しむことができるその万能性が、冬の味覚ナンバーワンの座を獲得した。
一方、フグ派は、てっちりや焼きフグ、唐揚げに加え、シンプルながらも奥深い魅力のあるてっさが堂々の1位。薄造りのフグは、見た目も美しく、口の中で溶けるような食感が楽しめる。
最初の対決は驚きのドロー。果たして次の勝負で勝者は現れるのか?
名店対決
続いて注目するのは名店対決である。
カニ派の代表格は大阪府内に16店舗を構える「かに道楽」。1960年に創業し、30種類以上のカニ料理を提供するこの店で、今の時期に特に人気なのが「かにすき」。実は、このメニューを発案したのがかに道楽だというから驚きだ。冬は忙しい時期で、月に3万人以上の来客があるという。熟練の職人が作る一杯は、カニの魅力を最大限に引き出してくれる。
対するフグ派は、「づぼらや」と並ぶ大阪の名店として認識されているが、実は2020年に閉店。その後は、「あじ平」がフグ派の人気店として名を馳せている。あじ平では佐賀県産のトラフグを使用しており、特に人気のあるてっちりは、冬の味覚求める人々で賑わう。厚切りのてっさが特徴で、フグ本来の旨みと食感をしっかり楽しめるのが魅力だ。
産地対決
大阪湾でもカニが獲れることを知っていたか?この地域で獲れるワタリガニを味わえるのが「割烹 松屋」。その食感は絹のようになめらかで、濃厚な味わいが楽しめる。
フグ派は、岬町に多くのフグがいるという噂があり、ここにあるフグ養殖場ではゆず粉末をエサとして使っており、ゆずの風味を効かせたフグが味わえる。これはまさに見逃せない一品!
最後の決戦
互角の戦いを繰り広げるカニとフグの対決。決着がつかない中、福島区にある『かにふぐ家』へ。カニもフグも楽しめるお店で、果たして冬の味覚ナンバーワンは?店員の答えは「甲乙つけがたい」だが、人気メニューは意外にもカニ&フグの「あいもり鍋」。この夢の共演は、双方の良さを引き立て、最後のぞうすいが絶品になるともっぱらの評判。冬の味覚対決はまさかの共同終了となった!
この特番は、大阪の魅力を再認識し、冬の味覚を楽しむための良いきっかけになるだろう。さあ、今夜はこの味覚対決を見逃さないように!