文学座と演劇集団キャラメルボックスが生み出す新たな舞台
2026年、宮沢賢治生誕130年を記念し、文学座と演劇集団キャラメルボックスがついに手を組み、名作『賢治島探検記2026』を新たな演出で上演することが発表されました。原作は言わずと知れた宮沢賢治の作品であり、構成を手掛けるのは成井豊氏。演出は西本由香氏が担当します。
公演概要
この作品は、2026年1月7日から18日まで、新国立劇場の小劇場にて上演される予定です。両劇団の実力派俳優陣が揃って出演し、台本や演出に関する新たな視点を提供してくれることでしょう。出演者は文学座から栗田桃子、石橋徹郎、萩原亮介など、演劇集団キャラメルボックスからは畑中智行、筒井俊作、多田直人などがいます。
新たな演出の背景
成井豊が描く『賢治島探検記』には、「劇場がなくとも上演可能な芝居」というコンセプトがあります。2002年の初演以来、何度も再演され、その度に新たな付加価値を持つ作品として進化しています。今回の上演では、文学座から新進気鋭の演出家・西本由香を迎え、名作に新たな風を吹き込みます。
西本氏は、2018年に文学座アトリエの初演出を行って以来、数々の作品を手掛けてきました。文化庁の新進芸術家海外研修制度を活用し、海外での研修経験も得た彼女が、賢治の童話をどのように解釈しなおすのか、大いに楽しみです。
物語のあらすじ
物語は、教授が「賢治島はここにあります」と宣言するところから始まります。大学のゼミの一行が、宮沢賢治の童話の数々を舞台で上演することを通じて、賢治の世界に足を踏み入れる様子が描かれます。教授と学生たちのコミュニケーションや成長を通じて、観客もまた賢治の作品の魅力を再発見することができるでしょう。
チケット情報
公演のチケットは、2025年10月25日(土)から一般販売が開始され、S席が8000円、A席が6000円、車椅子席が8000円(全席指定、税込)となっています。チケットの購入は、公式サイトや各プレイガイドで行うことができます。
新国立劇場で繰り広げられる『賢治島探検記2026』に、ぜひご期待ください。これまで蓄積されてきた伝統と革新が息づく舞台が、どのように新たな感動を提供してくれるのか、観客一人一人がその目撃者となることを楽しみにしています。
公式サイト・SNS
公演に関する詳細は、公式サイト
こちらから確認できます。また、公式X(@kenjitou_2026)でも最新情報を発信しています。ハッシュタグ #賢治島2026 をつけて、一緒に盛り上がりましょう!
この新たな試みに、演劇ファンはもちろん、宮沢賢治の作品を愛するすべての人々が応援し、期待を寄せることでしょう。