クロちゃんが恋愛小説家としてデビュー
お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんが、2025年3月19日に自身の処女作『クロ恋。』を発表することを1月28日に都内で行った記者会見で明らかにしました。この小説は、独自の恋愛観や過去の経験を元にした少しホラーで非常に切ない恋愛短編が4篇収められます。その表紙には“恐セツ系”というコピーが目を引きます。
恋愛小説家デビューの経緯
クロちゃんが恋愛小説家としてデビューするに至った背景には、昨年2月に執筆のオファーが寄せられたことがあります。彼はスマホで少しずつ執筆を進め、約1年の歳月を経て文を完成させました。記者会見では、感情が溢れた様子で、彼の独特のスタイルが光ります。特に印象的なのは、近年の彼の恋愛生活が反映された部分です。
1月22日に放送された『水曜日のダウンタウン』で、2年間交際していた恋人、リチさんへのプロポーズが失敗に終わり、その破局が公の場で話題になった経緯から、この記者会見の注目度は高まっていました。
小説の内容と執筆秘話
会見中、クロちゃんはリチに差し出した婚約指輪を取り出し、その指輪を見つめながら「血の涙を流して書きました」と告白しました。この指輪は163万4600円という高額であり、それを目にしながら書き上げた作品に込めた感情の深さが伺えます。
小説には、奇想天外な恋愛観を持つ大学生が描かれた「恋愛博士の異常な愛情」、幼馴染3人が展開する複雑な三角関係を描いた「揺れる」、そして人類滅亡の日に中学生の切ない気持ちが描かれる「地球最期の日」、さらには自称勇者の高校生が不思議な出会いをする「Lv17の勇者」が収められています。
各短編には意外性のある展開があり、どれがフラれた後に執筆されたのかを楽しみにニ読者に投げかけています。
期待される反響
クロちゃんは会見の最後に、「この作品が絶対に売れてほしいんです。あの婚約指輪の費用を取り返したい、マジで!」と叫び、会場を沸かせました。彼の自身に満ちた言葉からは、この小説に対する思い入れが強く伝わってきます。さらに、川谷絵音やヒャダインといった有名アーティストから文才を認められたことについても堂々とアピールしました。
会見の途中、「これも『水ダウン』のドッキリでは?」という質問には動揺しながらも、「違いますよ!1年間かけて書いたんだよ!」と力強く否定し、ユーモラスな一面も見せました。
まとめ
クロちゃんの初の小説『クロ恋。』には、彼自身の経験から生まれたストーリーと、恋愛に対する新たな視点が詰まっています。 これからの彼の活躍ともあいまって、今後の反響に注目が集まることでしょう。 ぜひ、その作品を手に取り、彼ならではの世界観に浸ってみてください。
著者情報
- 生年月日:1976年12月10日
- 出身地:広島県
- 所属:松竹芸能
- お笑いトリオ「安田大サーカス」のメンバーとして知られる。
書誌情報
- - 書名:クロ恋。
- - 発売元:双葉社
- - 発売日:2025年3月19日
- - 定価:1760円(税込)
- - 判型:四六判
- - ISBN:9784575248081
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