ルーニー・マーラ主演の映画『ラ・コシーナ／厨房』が6月13日から全国公開！

ルーニー・マーラ主演の映画『ラ・コシーナ／厨房』公開決定！

6月13日（金）、映画『ラ・コシーナ／厨房』が全国で公開されます。この作品は、ハリウッドで実力派女優として名を馳せるルーニー・マーラが主演し、第74回ベルリン国際映画祭でも高く評価されたヒューマン・エンターテインメントです。原題は「La Cocina」。

作品の背景と魅力

本作は、1959年に初演されたイギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーの同名戯曲を原作としています。舞台を繁栄するニューヨークの観光客向け大型レストラン「ザ・グリル」に移し、移民たちが織りなす人間関係を描いた物語です。厨房の中では、コミカルでありながらもシリアスな対立が繰り広げられ、まさに現代の社会を映し出す縮図のようです。

モノクロの美しさとその意味

本作は、ほぼ全編がモノクロームで描かれ、そのスタイルが観る者を惹きつけます。ニューヨークの華やかさと、アメリカンドリームを求めて必死に働く移民たちのリアリティの対比が印象的です。また、予告編には、厨房での怒涛の一日が切り取られており、ペドロとジュリアの恋模様がどう絡んでいくのかも見逃せません。

ストーリーの核心

『ラ・コシーナ／厨房』では、ザ・グリルのスタッフが売上金の盗難事件に直面します。オーナーの指示で、全従業員に“犯人捜し”が始まり、厨房の騒然とした雰囲気が緊迫感を増します。ストレスが溜まる中で、ラウル・ブリオネス演じるメキシコ移民の主人公ペドロと、ルーニー・マーラ演じるアメリカ人ウェイトレスのジュリアの間にある秘密が明らかになっていく設定は、非常に興味深いものとなっています。

監督とキャスト

本作の監督・脚本を手掛けたのは、アロンソ・ルイスパラシオス。彼は『コップ・ムービー』などで知られ、ベルリン国際映画祭でもその才能が認められています。また、ラウル・ブリオネスは、トラブルメーカーでありながらも一流の料理人という複雑なキャラクターを熱演しており、The Hollywood Reporterが選ぶ2024年ベストパフォーマンス俳優とも評価されています。そんな中でルーニー・マーラが演じるジュリアの秘密も、物語展開の鍵を握る重要な要素となっています。