女子小学生のメディア利用実態が明らかに!
最近行われた「JS研究所」による調査で、女子小学生がどのようにメディアを利用しているのかが明らかになりました。この調査では宿題の相談から創作活動まで、幅広い活用が報告されています。
アンケートの背景
株式会社小学館が発足した「JS研究所」は、女子小学生の日常的なメディア使用を深掘りするために、定期的な読者アンケートを実施しています。最初の調査が行われたのは2022年8月で、今回の調査は『ちゃお』2025年6月号に掲載されたものです。調査は全国の女子小学生を対象に行われ、その結果が各メディアの利用状況を詳細に示しています。
ChatGPTを活用する女子小学生
調査によれば、約10%の女子小学生がChatGPTを利用した経験があり、その中には宿題の相談や創作活動として4コマまんがの作成に活用する例も見られました。特にオンライン学習のサポートに利用しているケースが多く、彼女たちがいかにAIを生活の一部として取り入れているかが浮き彫りになっています。また、ChatGPTに興味を持っている女子小学生も多く、今後の利用がさらに増えることが予想されます。
テレビ視聴の実態
驚くことに、JSの63.6%が毎日1時間以上テレビを視聴しているという結果が出ました。これは女子小学生が家庭での共通体験として、テレビ視聴を重要視していることを示しています。特にテレビを通じて家族と共に時間を共有することが多いことがうかがえます。
テレビが持つ「共感を生む場」としての役割は今もなお健在で、若年層のメディア消費行動にも影響を与えています。
YouTubeとSNSの利用状況
さらに、82.8%の女子小学生がYouTubeを定期的に視聴しており、そのうち39.2%が毎日1時間以上動画を見ています。これは、趣味や好きなアイドルなど、自分の好みを深めるためのメディアとしてYouTubeがどう活用されているかを示しています。一方で、TikTokとInstagramの利用は「30分以内」にとどまることが多く、友達との交流などの短時間の使用に留まる傾向が見受けられました。これにより、SNSとYouTubeの使い方に明確な使い分けがあることが明らかとなりました。
まとめ
この調査から、現代の女子小学生がハイブリッドにメディアを利用している様子が浮かび上がってきました。「家族と一緒に楽しむテレビ」と「自分だけの世界を探求するYouTube」など、異なるメディアを上手に使い分ける彼女たちの姿は、これまでの世代とは異なる新たなメディア接触のスタイルを反映しています。今後も、このような実態を把握することで、より良いコンテンツを提供していくことが求められるでしょう。
今後の展望
JS研究所は、今後も継続的に読者とのコミュニケーションを図り、女子小学生に向けたコンテンツをより充実させていくとのことです。彼女たちのリアルな声を反映し、次世代のメディアとの向き合い方を模索する取り組みが、ますます期待されます。