新号の目玉特集『やさしくなりたい』
2025年12月8日(月)に、AERAの12月15日号が発売されます。本号は、特集「やさしくなりたい」と題し、一冊まるごとこのテーマに捧げられた号となっています。この取り組みの起源は、なんと10年前にまで遡ります。当時、特別編集長を務めた小山薫堂さんは、「やさしさ」をテーマにした特集を展開し、多くの読者から反響を受けました。今号では、フランスの絵本作家、セルジュ・ブロックさんによる新しいイラストが表紙を飾り、改めて「やさしさ」の重要性にスポットを当てます。
見えない部屋での生活とやさしさ
現在、私たちは見えない壁に囲まれたような生活を送り、同じような価値観や意見にしか触れなくなっています。SNSの世界では、言葉が武器になり、他者を傷つけることも少なくありません。そんな現実が広がる中、今回の特集では再び「やさしくなりたい」という思いを呼び起こします。小山薫堂さんは、今回の号でのインタビューや寄稿を通じて、やさしさの本質を探求し、様々な著名人との対話を通じた視点を提供します。
巻頭インタビューで囲む「やさしさ」
巻頭では小山さんをはじめ、日テレの水卜麻美アナ、マリウス葉、ヘラルボニーの松田文登氏といった著名な方々にインタビューを行い、社会の変化の中での「やさしさ」に迫ります。小山さんは「他者を思う力を磨くことが豊かな人生へとつながる」と語り、水卜アナは「多くの人の心に響く優しい言葉を選びたい」とその想いを述べます。さらに、マリウス葉さんはスペインの大学生活を通じて、多様な意見に耳を傾けることの重要性について話しました。
「やさしさ」を受け継ぐ二つのプロジェクト
特集の中では、SKY-HIさんの「人にやさしくあれ」という言葉も印象的です。この言葉は、彼がマネジメントを手がける「BMSG」において、最も大事にしている理念の一つです。また、来年1月にデビューを控えるダンス&ボーカルグループSTARGLOWのメンバーとも、「やさしさ」についてのインタビューを通じて彼らの思いが語られます。
特別広告企画:吉田修一の短編小説
特集には邦画の実写作品のヒット作「国宝」の原作を手がけた吉田修一さんによる特別書き下ろし短編小説も掲載されます。この小説「飛行機雲」では「生きがい」をテーマに、日常に潜む愛おしい瞬間が描かれています。
社会貢献活動にも着目
また、フィリピンに「赤メガネ食堂」を設立し、低栄養の子どもたちに給食を提供する山里亮太さんの活動も紹介されます。彼は子どもたちのために何かをしたいと願う人々に向けたインタビューを通じ、やさしさの連鎖を教えてくれます。
充実した連載と新たな試み
AERAの連載陣も「やさしさ」をテーマにそれぞれの視点をシェアします。姜尚中さんや武田砂鉄さんらのコラム、さらには「やさしさみつけた!キャンペーン」やプレゼント企画も実施予定で、読者とのコミュニケーションを大切にした内容です。
まとめ
この号は単なる特集号ではなく、読者にやさしさの意味を再度問いかけ、日常生活に活かすための手助けでもあります。一冊をじっくり味わって、心温まる体験をしてみてはいかがでしょうか。AERAの「やさしくなりたい」特集は、あなたの生活にもきっと影響を与えることでしょう。