特別な共演、音楽界の期待が集まる
2025年、音楽界に大きな話題を呼ぶリサイタル・シリーズ「VS」がついにVol.10を迎えます。この公演は、東京芸術劇場コンサートホールで行われ、注目のピアニスト、角野隼斗が登場します。彼が今回の公演で共演を希望したのは、彼の師でもあり、フランスの名ピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダです。
角野隼斗は、東京大学大学院在学中にピティナ特級グランプリを受賞し、2021年にはショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストに選出されています。彼のパフォーマンスは、国内外のオーケストラとの共演に加え、YouTubeチャンネル「Cateen」での活動でも知られ、視聴者からも高く評価されています。さらに、2024年には日本武道館での単独公演を控え、記録的な動員数も期待されています。
一方、ルイサダは1985年のショパン国際コンクールでの成功以降、国際音楽界で傑出した存在感を発揮しており、数多くの著名なオーケストラと共演を重ねています。フランス共和国芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲している彼は、音楽のみならず、録音においても多数の作品を世に送り出し、その評価を得ています。
リサイタルの詳細
2025年12月25日に予定されている公演は、18時からのロビー開場に続き、19時に幕を開けます。プログラムは、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やシューベルトの「ロザムンデ」、ブラームスのワルツなど、クリスマスにぴったりの作品が並びます。
ルイサダは、クリスマスの祝祭感を盛り上げるため、彼自身の個性と角野の柔らかいタッチを活かしながら選曲を行ったと述べています。特に、ラヴェルやフォーレの夢幻的な曲がお互いの個性を引き立てることでしょう。
注目ポイント
ルイサダは「この公演は私たちにとって特別なもので、聴衆と一緒にこの喜びを分かち合えることを心から楽しみにしています」とコメントしています。また、彼は「夜の音楽」と称される甘美で夢のような楽曲で公演をスタートさせる考えであるとも語りました。
チケットは全席指定制で、S席が9,000円、A席が7,000円、高校生以下は1,000円となっており、需要が予想されるため早めの購入を推奨します。
この特別な共演は、音楽ファンにとって見逃せないイベントになること間違いありません。全く異なる個性を持つ師弟の音楽がどのような化学反応を起こすのか、期待が高まります。心が躍る瞬間を体験してみてはいかがでしょうか。
公式サイトでのチケット情報などをぜひチェックしてください!
公演概要
- - 日程: 2025年12月25日(木)19:00開演(18:00ロビー開場)
- - 会場: 東京芸術劇場コンサートホール
- - 出演者: 角野隼斗(ピアノ)、ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
- - チケット発売日: 一般販売は2025年8月14日(木)から。
- - 公式サイト: 東京芸術劇場