ザ・ラスト・ディナー・パーティーの待望の2ndアルバム『From The Pyre』(フロム・ザ・パイアー)が、2023年10月17日(金)にリリースされます。このバンドは、ロンドン出身の5人組であり、ブリット・アワードを2度受賞した実力派です。彼らはFUJI ROCK FESTIVAL’24のグリーンステージに出演するなど、国内外での活躍が目立つグループです。
このアルバムの制作は、グラミー賞を受賞したプロデューサー、マーカス・ドラヴスと共に、2025年の初めから始まりました。彼らの音楽が詰まったこの作品は、長期にわたるツアーで培われた絆や成長の過程が感じられます。バンドはこのアルバムを「神話の物語の集まり」と表現し、その中心に位置するのは「火葬の炎(The Pyre)」です。
ここでは「破壊と再生」、さらに「情熱と光」といった二面性が象徴されており、歌詞には「ライフル」、「鎌」、「船乗り」、「聖人」、「カウボーイ」、「洪水」、「ジャンヌ・ダルク」といった象徴的なイメージが散りばめられ、物語に重みを与えています。
先行シングル「The Scythe」は、アビゲイル・モリスが10代の頃に書き始めた失恋をテーマにしています。この曲は静かに燃え上がるような感情を表現しており、ミュージックビデオでは両親の老いる姿と永遠の絆への祝福が描かれています。このように、アルバム全体を通じて、深いテーマと情熱が織り交ぜられています。
国内盤アルバムには、ボーナストラックが4曲追加で収録されています。これらのトラックは、2024年から2025年にかけてのライブから選ばれたもので、特に今年4月に大阪で行われたパフォーマンスの音源「ディス・イズ・ザ・キラー・スピーキング」が収められています。
ザ・ラスト・ディナー・パーティーはライブシーンで頭角を現し、2022年のThe Rolling Stones公演にオープニング・アクトとして抜擢され、2023年には急成長したバンドとして注目を集めています。特に、キャッチーでダークなギターポップ曲「Nothing Matters」は、多くのリスナーを魅了しました。2024年にはBBCによるSound of 2024にて第1位を獲得し、さらにはBRITアワードでライジングスター賞も受賞するなど、インディー・ロックシーンでの存在感が増しています。
同バンドは、6月にLIQUIDROOMで行った初の来日単独公演もソールドアウトとなり、FUJI ROCK FESTIVALでも観客を大いに盛り上げました。アルバム『From The Pyre』のリリースを皮切りに、2025年4月には東名阪を巡る単独ツアーも予定されているため、ファンにとっては見逃せないイベントが続くことになります。
公式サイトやSNSでも情報が随時発信されているので、ぜひチェックして、最新の活動を追いかけてください。この秋、ザ・ラスト・ディナー・パーティーの新しい音楽に触れる絶好の機会が彼らを待っています。