GMO DESIGN AWARD 2024 結果発表
2024年7月22日から10月31日の間に募集を行った「GMO DESIGN AWARD 2024」の結果が発表されました。このコンテストは、GMOインターネットグループが主催し、若手クリエイターを対象にしたAI技術を活用したデザインコンテストです。今回のアワードには、プロダクトアイデア部門とビジュアル表現部門の2部門で約80点の作品が応募され、厳格な審査を経て受賞作品が決定されました。
最優秀賞「もしも童話」
最も注目される結果として、最優秀賞(賞金100万円)には臼倉拓真氏の「もしも童話」が選ばれました。この作品は、AIを用いた電子書籍配信サービスであり、読者が物語の途中で選択肢を選ぶことで多様なIFストーリーを楽しむことができる仕組みを備えています。これにより、ユーザーは自身の選択で物語を変えることができ、新しい形の楽しみ方を提供しています。
受賞を受けた臼倉氏は、「生成AIを活用し、実現可能でありながら、長期的にサービスとして活用できるものを形にしたいという思いから、この作品を制作しました」とコメントし、その思いを評価されての受賞に感謝の意を示しました。
優秀賞受賞作品
「もしも童話」に加えて、優秀賞も発表されました。プロダクトアイデア部門では、既にリリースされた「すごい暗記帳」が受賞し、ビジュアル表現部門では「AIが記憶を形にする:親父と朝練した反抗期の思い出」と「花夢」の2作品が選ばれました。これらの受賞作品は、いずれも斬新なアイデアと技術を融合させており、審査員からも高い評価を得ていました。
特に「AIが記憶を形にする」という作品は、懐かしさや温かさを感じさせる映像作品として評価され、親子の記憶を美しい形で表現しています。
授賞式の開催
授賞式は2025年3月14日に行われ、多くの受賞者やGMOインターネットグループのメンバーが集い、AIとデザインに関する意見交換が行われました。この場では、経験や知識の共有がなされ、若手クリエイターたちがさらなるインスピレーションを得る貴重な機会となったことが報告されています。
次回の開催について
なお、「GMO DESIGN AWARD 2025」の開催も決定しており、詳細については今後公式サイトで発表される予定です。GMOインターネットグループは「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」のビジョンを掲げ、次世代クリエイターと共にデザインの可能性を探求し続けています。
まとめ
今年のGMO DESIGN AWARDは、若手クリエイターたちがAIを駆使して新たな可能性を切り開いた素晴らしい作品に満ちていました。「もしも童話」を筆頭に、多くの作品がこれからのデザイン界に新しい風を吹き込むことが期待されています。未来に向けてのさらなる挑戦に注目です。