今井美樹の初期アルバムがデジタルリマスターで再配信 – ピースオブマイウィッシュの魅力再発見！

今井美樹の初期アルバムがデジタルリマスターで再配信

今井美樹がデビュー当初の輝きを再度提供します。彼女の代表曲「PIECE OF MY WISH」が2025年にも関わらず、TV-CMソングとして再登場し、多くのファンの心をつかんでいます。このタイミングで彼女の初期3枚のアルバム、すなわち『femme』、『elfin』、そして『Bewith』のデジタルリマスター版が、彼女の誕生日である4月14日に配信されることが発表されました。

初期3枚のアルバム

『femme』（1986年）

彼女のキャリアのスタートを切ったこのアルバムには、来生えつこ、鈴木キサブロー、戸沢暢美、中崎英也といった実力派クリエイターが参加しています。今井美樹の声を初めて聴いたフォーライフミュージックの松田直ディレクターは、視覚情報に頼らずその魅力を見抜き、彼女を起用。聞く人々にとって、唯一無二の声の響きがこの作品には凝縮されています。

『elfin』（1987年）

セカンドアルバムの『elfin』では、編曲者に佐藤準に加え、武部聡志や奈良部匠平が参加。このアルバムには、「ポールポジション」や「ふたりでスプラッシュ」など、ビート感あふれる楽曲があり、音楽的な広がりが感じられます。また、映画『漂流教室』の主題歌である「野性の風」も収録されており、その美しさで多くの人の心に響いています。

『Bewith』（1988年）

サードアルバム『Bewith』は、海や夏をテーマにした楽曲が盛りだくさん。ここで「PIECE OF MY WISH」を生み出した岩里祐穂と上田知華のコンビによる最初の作品「黄色いTV」も収録されています。全編曲を担当した佐藤準の手による洗練されたサウンドプロダクションは、90年代J-POPの基礎となる作品の一つとされています。そしてこのアルバムは、今井美樹の初のオリコンアルバムチャート1位を獲得する栄光も手にしました。