新規事業を成功に導くための目的重視のアプローチとは
2026年7月10日に新たなビジネス書『新規事業がうまくいかない本当の理由「目的」から始める事業創造プロセス』が刊行されました。この書籍は、300件を超える新規事業の支援を行ってきた著者、日比野由空氏によって著されました。著者は中堅から大企業に焦点を当て、彼らが自身に合った事業創出プロセスをデザインするための考え方を詳しく解説しています。
新規事業の難しさ
現代は市場の変化が速く、企業が生き残るためには新しい事業や製品の創出が求められます。しかし、多くの中堅や大手企業が新規事業に挑戦しても、失敗に終わることが多いのが現状です。これは、フレームワークを活用しているにもかかわらず、経営陣と現場の意図がずれたり、明確な目標がないために議論が空回りしてしまうことが原因です。
新規事業に取り組む目的は企業ごとに異なり、一部は収益の多様化を目指す一方で、他は人材育成や将来のポートフォリオの変革を望んでいます。そのため、フレームワークをそのまま流用することには無理があります。言い換えれば、新規事業がうまくいかない最大の理由は、始める目的が曖昧で、自社に合った進め方を見つけられていないからです。
「目的」を起点に考える
本書では、「成功するためにはこれをやれば良い」という具体的な答えを提示するのではなく、自社の「目的」を起点に新しい事業創出のプロセスを設計することを提案しています。著者は具体的なプロセスを5つのステージに分けて示しています。
- - STAGE0: 事業の方向性を決める「全体設計」
新規事業の全体的なビジョンを策定します。
- - STAGE1: 新規事業の原石を探す「アイデア創出」
実現可能性のあるアイデアを生み出します。
- - STAGE2: 顧客に買ってもらえるかを確かめる「営業検証」
対象市場のニーズとアイデアのフィット感を確かめます。
- - STAGE3: 実際につくって使って確かめる「プロトタイプ検証」
実物を試作し、フィードバックを受け取ります。
- - STAGE4: 本番前の最後の仕上げ「事業化準備」
いよいよ市場に投入するための最終調整を行います。
このプロセスを経ることで、企業は自社に最適な事業創造の形を見つけ出し、確実な成長を目指すことが可能になります。
誰に向けた本か
この書籍は中堅から大手企業に所属する新規事業担当者や、そのマネジメント層、そして新規事業の創出を目指す企業経営者向けに書かれています。
著者の紹介
日比野由空氏は20歳からスタートアップの現場で経験を積み、21歳でseeink株式会社を立ち上げました。大手企業における300件以上の新規事業の創出を支援し、理論よりも実践的な知見を重視しています。彼の経験に基づく知識は、新規事業の立上げに関心を持つ方々にとって必見です。
書籍の詳細
- - 書名: 新規事業がうまくいかない本当の理由「目的」から始める事業創造プロセス
- - 著者: 日比野由空
- - 定価: 1,870円(税抜1,700円)
- - 体裁: A5判、320ページ
- - ISBN: 978-4-295-41217-5
- - 発行: 株式会社クロスメディア・パブリッシング
- - 発売日: 2026年7月10日
リンク
書籍の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
新規事業の成功に導くために、「目的」をしっかりと定めることが、今後のビジネスにおいて重要なカギとなるでしょう。