音楽の科学化
2026-07-27 11:06:14

音楽で心の動きを可視化する新研究が国際的に注目を集める

音楽が心に与える影響を科学で可視化



音楽が私たちの心にどのような影響を与えるのか、それを科学的に解明する試みが進んでいます。株式会社ViVidの代表取締役社長であり、ピアニストの渡辺恵未氏は、青山学院大学の野澤研究室と共同で行った研究「血行動態指標を用いた音楽認知療法の生理的効果の検証」が、2026年7月にイタリアで開催される世界音楽療法大会2026で採択されました。これは音楽家が主導する科学研究が国際的に評価された例として、国内においても大きな意義を持っています。

音楽がもたらす社会的価値



近年、特に新型コロナウイルスの影響でメンタルヘルスの不調が増加し、認知症予防が重要なテーマとして浮上しています。また、企業におけるウェルビーイングの投資が進む中、音楽の効果を科学的に証明する研究が求められています。しかし、現状ではまだ感覚に頼ったアプローチが多いのが実情です。今回の研究は、そのギャップを埋めるための重要な成果となっています。

音楽と生理的変化の関係



研究チームは、自律神経系の活動を測定し、音楽が引き起こす生理的変化について調査しました。特に鼻の温度は、自律神経系の状態を示す“心のセンサー”とされています。緊張や集中すると鼻の温度が下がり、リラックスした状態では逆に上昇します。このような変化を音楽によってどのように引き起こすかを明らかにすることが、今回の重要な目的の一つです。

新たな音楽プログラムの効果



ViVidが提唱する『インスパイアミュージックメソッド』は、従来の音楽プログラムと比較して、リラックスから集中へと瞬時に変化する“情動の波”を明確に捉えることができました。従来のプログラムでは見られなかった交感神経系の活動のダイナミックな変動も観察され、音楽がどのように人の感情を揺さぶるのかを示す重要なデータとなりました。

国際的な評価と今後の展望



イタリアの音楽療法の専門家からも高評価を受けており、このアプローチは様々な状況下での高い効果を期待されています。音楽療法の本質に迫るこの研究は、社会における健康促進、教育、企業のメンタルヘルス、高齢者ケアなど、様々な分野での活用が見込まれています。

研究者としての渡辺恵未



渡辺恵未氏は多様な職業経験と豊かな価値観を持ち、心が動く瞬間を見つめ続ける音楽家です。彼女は音によって相手の感情を共有するインタラクティブな演奏スタイルを持ち、それが今回の研究の基盤となっています。彼女の取り組みは、音楽と人間の心の関係を深く探るもので、今後も国際的に広がることが期待されます。

会社概要



株式会社ViVidは、神奈川県横浜市に本社を置き、音楽療法の研究と実践を行う会社です。2018年に設立され、教育活動や国際交流にも力を入れています。さらなる共同発展を目指し、今後も研究と実践に取り組むことで、社会に貢献していくでしょう。

公式ウェブサイト: ViVid


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