オタクたちの新たな恋愛観が浮き彫りに
2025年10月から2026年1月にかけて行われた「第21回オタク川柳」の応募者向けアンケート結果が発表され、オタクたちの恋愛に関する興味深いデータが明らかになりました。株式会社インターリンクが実施したこの調査には、なんと8,000人以上が回答。恋愛対象としての“推し”が三次元や二次元、そのさらにはAIまで多岐にわたることが示されています。
恋人の有無と優先順位
アンケートの中で、多くの応募者が「リアルの恋人がいない」と回答しました。回答者の72%が三次元の恋人を持っていないとし、特に注目すべきは「リアルの恋人と推しのどちらを優先するか」という質問において、「選べない」という回答が約40%を占めたこと。これは、リアルとフィクションの間での揺れ動く気持ちを如実に示しています。
調査結果の詳細
調査結果は次の通りです。まず、現在の恋人の有無については、三次元(リアル)の恋人がいると答えたのは14%、二次元の恋人を持つとするのは11%、AIで生成した恋人がいるのは3%でした。興味深いのは、72%の人が恋人は「いない」と回答していること。この数字は昨今の社会全体の恋人の有無とも関連しているようです。
次に、リアルの恋人と推しの優先順位では、リアルの恋人を優先するという回答が32%、推しを優先するは28%でした。「選べない」との回答が最も多かった点は、オタクたちの新しい恋愛観の支点を示していると言えるでしょう。このように、恋愛に対するアプローチは一層多様化し、複雑化しています。
未婚者の恋愛事情
最近の調査によると、未婚者の約76%が恋人を持っていないことが明らかになっています。オタク層もこれに似た傾向があり、72%が恋人不在と答えたことがこれを裏付けています。しかし、その一方でオタクの文化においては、恋愛と“推し活”と言われる推しキャラへの愛情を共存させようとする姿勢が鮮明に見えます。これは、オタク文化が長年に及ぶ進化の過程で自然に醸成された価値観と言えるでしょう。
恋愛観の変化を支える文化
オタクだからと言って恋愛に消極的であるわけではなく、実際には恋愛、友人関係、推し活など多様な価値を大切にする傾向が強まっています。このような多様な価値感を持つことは、オタク文化の発信や表現において重要な要素となっています。オタクたちが自らの価値観を大切にしながら、リアルとフィクションの恋愛観を両立させる姿勢は、他の文化や世代にも影響を与えるかもしれません。
まとめ
今回のアンケート結果から、オタク層の恋愛観はただ単にリアルかフィクションかの二択ではなく、より豊かで複層的なものであることが伺えます。推しが恋人であることの可能性や、リアルな恋愛との共存の中で新たな恋愛観の可能性が広がっていくことが期待されます。今後もこうした多様化が進む中で、オタク文化の進化に注目していく必要があります。