北海道のファッションを彩る『サツコレ2025AW』が環境への挑戦を続ける
北海道最大規模のファッションイベント『SAPPORO COLLECTION 2025 AUTUMN/WINTER』、略して「サツコレ2025AW」が、2025年11月1日(土)に札幌市豊平区の北海きたえーるで開催されます。このイベントは、ファッションを通じて持続可能な社会を目指すさまざまな取り組みを行なっており、例年恒例の環境省北海道地方環境事務所からの後援を受けています。
持続可能な未来を目指すサツコレ
サツコレでは、過去6回にわたり環境に配慮した活動を積極的に行っています。前回開催の『サツコレ2025SS』では、来場者から古着を回収し、それをリユースした大型ぬいぐるみを制作するプロジェクトを実施しました。今回の『2025AW』でも、会場にこのぬいぐるみを展示しながら、衣服リサイクルの重要性を来場者に訴えかけます。これに加えて、新たにJAさっぽろとの共同プロジェクト「SATSU♡VEGE」を推進し、地域の農産物の魅力を発信します。
「SATSU♡VEGE」プロジェクトの魅力
「SATSU♡VEGE」は、札幌の豊かな自然が生んだ野菜や乳製品、肉を生産者とシェフ、モデルたちが一緒になって発信するプロジェクトです。当日は、特設ブースで先着200名に札幌産の旬の食材を使った特製メニューを無料で提供し、食材の価値を体験できる機会を設けます。
「かわいい」も「おいしい」も札幌からというコンセプトのもと、ファッションだけでなく食を通じても地域の魅力を伝える新たな試みです。モデルで栄養士の大野ユリエと若手モデル小俣彩織が実際に農家や畜産農家を訪問し、現場での体験をもとに特製メニューを開発しました。農家の情熱や、札幌の食材の魅力を伝えるその情熱は、訪れる人々を虜にするでしょう。
サステナブルなリサイクル活動
また、サツコレ2025AWでは「Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)」をテーマにした特設ブースを設け、来場者に楽しみながら学ぶ場を提供します。来場者が不要となった衣類を回収し再利用する取り組みや、リメイク作品の展示も行われ、参加者はファッションの進化について新たな視点を得られます。
古着の回収は、着用頻度が低下した衣類やデザインが気に入らないものを対象としており、リユース可能なものを集めます。古着をクリエイティブな形で再利用し、次の世代に繋げることがサツコレの重要な使命なのです。
専門学生とのコラボレーション
また、北海道のファッションを専門に学ぶ学生たちの作品も展示され、彼らの自由な発想から生まれる新たなファッションの可能性も発信されます。北海道文化服装専門学校や札幌ファッションデザイン専門学校などからのリメイク作品は、若い世代の力強いメッセージを伝えます。
開催情報
このように多彩な取り組みを通じて、サツコレ2025AWはファッションと環境保護が共存する姿を提示するものとなります。実施日程は2025年11月1日(土)、札幌市豊平区の北海きたえーるで開催され、公式サイトではチケットの販売も行われています。ファッションの楽しさとサステナブルな未来への道筋を示すこのイベントは、今後も多くの人々に影響を与え続けるでしょう。