広告の歴史に迫る
2025-10-30 15:36:23

心斎橋PARCOが贈る特別展『パルコを広告する』で広告の歴史を体験しよう!

心斎橋PARCOが開業から5周年を迎えるこの記念すべき時に、特別展『パルコを広告する』が開催されます。この展覧会は、1969年から2025年までの広告表現の変遷を振り返りつつ、現代的な視点を持って再解釈する貴重な機会です。

本展は、心斎橋PARCOの14Fに位置するPARCO GALLERYにて、2025年11月14日から11月30日まで開催されます。入場は無料となっており、多くの方々にこの歴史的な広告の数々を見ていただくことが期待されています。

展覧会は、4つの年代に分かれており、それぞれの時代ごとに特有のキーワードが仮設されています。70年代は「予言」、80年代は「広告」、90年代は「渋谷」、2000年代以降は「アート」となっており、各カテゴリごとに展示されるポスターやCM作品は、時代の特性を表しています。

特徴的な点は、各時代のゲストキュレーターをお招きし、対談形式で展示作品を選定していることです。これにより、ただの展示にとどまらず、各時代における広告の背景や文化的側面についても深く掘り下げた内容となっています。

例えば、70年代の「予言」のセクションでは、アバンギャルドな表現と伝統に対する回帰の特性が強調され、その時代の文化的な象徴として位置づけられた広告が紹介されます。この時期の広告作品には、著名なクリエイターによる力強い表現が見受けられ、社会全体が新しい価値観を受け入れ始めた時期を反映しています。

80年代の「広告」セクションは、表面的には明るく楽しい印象がありますが、その裏には難解さや深みが隠れています。この時代の作品では、クリエイターたちが様々な切り口から広告に挑戦し、より洗練させていく姿を捉えています。

続いて、90年代の「渋谷」セクションでは、ストリートカルチャーが中心となり、若者たちが新たな表現の場として自らを位置づける様子が描かれています。この時期は、渋谷が日本のカルチャーの発信地としての地位を確立した重要な時でもありました。このセクションには、渋谷系の音楽やファッションと連携した広告が数多く展示され、当時の文化を強く感じられます。

最後に2000年代以降の「アート」セクションでは、広告がアートと共存する新たな時代が切り開かれている様子が描かれます。この時期はデジタル表現の進化もあり、広告の形が急速に変化しました。現代の道を歩む広告表現が果たす役割の重要性も感じ取ることができます。

また、特別イベントとしてトークセッション「PARCOの広告 1969-2025」も開催されます。これは、グルーヴィジョンズの伊藤弘氏、れもんらいふの千原徹也氏、パルコ宣伝部の草刈洋氏が登壇し、広告の歴史やその背後にあるカルチャーについて語ります。参加は無料で、興味深いトピックについての議論が展開されることでしょう。

このように、心斎橋PARCOの特別展『パルコを広告する』は、単なる展示を超え、広告の進化とその文化的意義を感じられる貴重な機会です。広告が持つ力を再発見しながら、半世紀を超えるクリエイティブな歴史を一望できるこの展覧会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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