セルシスがチリの高等技術専門学校でデジタルアニメーションを支援する新たな取り組み

セルシスがチリのアニメーションイベントに協賛

株式会社セルシスは、イラストやマンガ制作、Webtoon、アニメーションのためのソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」を通じて、中南米市場での認知度を向上させるための新たな取り組みを発表しました。その一環として、南米チリに位置する高等技術専門学校「Duoc UC」が開催するアニメーションイベント「Animation Week Duoc UC」に協賛します。イベントは、2023年10月27日から31日まで、サン・カルロスキャンパスにて行われます。

このイベントへの協賛は、セルシスにとってチリの教育機関との初めての試みであり、同社はデジタルアニメーション学科の学生たちに「CLIP STUDIO PAINT」を提供。実際に学生たちがこのアプリを用いて制作したアニメーション作品が上映される予定です。

教授のコメント

「Duoc UC」のデジタルアニメーション学科の教授は、「CLIP STUDIO PAINT」について次のように述べています。「このアプリは、ラテンアメリカの学生たちや地域から生まれる独立スタジオに非常に役立つ機能を装備しています。イラストやアニメ制作の全ての工程をサポートする非常に充実したアプリであり、使い方講座や豊富な素材も備わっています。」

現代のWebtoonクリエイターやアニメーターは、新たなコミュニケーションとエンターテインメントの変化に対応するために、さまざまなツールを試行し、調整する過渡期にあります。このため、セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」の導入は、学生たちにとって貴重な機会となるでしょう。

Duoc UCの教育機関としての規模

「Duoc UC」は、1968年に設立され、現在では約10万人の学生を有するチリ最大規模の高等技術専門学校です。20か所のキャンパスを持ち、UNESCO-UNEVOCセンターなどの国際機関との連携も行っており、チリの国家認定委員会からも最高評価を得ています。このような国際的な取り組みは、セルシスのアニメーション教育への期待を高める要因となっています。

グローバル展開を目指すセルシス

セルシスは、教育機関との協力やポップカルチャーイベントへの協賛を通じて、クリエイターとの接点を強化しております。また、現地の文化やニーズに応じたマーケティング施策を実施し、日本のマンガやアニメーション文化に興味を持つグローバルなクリエイター層への「CLIP STUDIO PAINT」の認知度向上を目指しています。

今後も様々な国と地域でのイベントに協賛し、グローバル展開を強化していく方針です。

「CLIP STUDIO PAINT」の特長

「CLIP STUDIO PAINT」は、イラスト、マンガ、アニメーション制作をサポートするために設計されたアプリです。30年以上にわたって独自のグラフィックス技術の研究開発を続け、その成果をもとに2012年から提供されています。全世界で5,500万人以上のユーザーに利用され、割合として80%以上が海外ユーザーというグローバルな存在感を誇ります。現在は11言語に対応しており、エントリーユーザーからプロのクリエイターまで利用可能な環境が整っています。