小泉八雲の怪談を高校レベルで楽しむ新刊
2025年10月14日に、NHKラジオの英語講座"エンジョイ・シンプル・シングリッシュ"の新刊"Japanese Ghost Stories from Lafcadio Hearn 小泉八雲が愛した日本の怪談"が発売される。この本は、小泉八雲が愛した日本の民話から厳選された18の怪談を、高校レベルの英語にて再構成している。和訳が付いているため、英語を学ぶ際の復習にもぴったりだ。
新しい学びのスタイルを提供する今回のシリーズでは、小泉八雲の独特な視点で描かれた日本の怪談を通じて、英語力を高めることができる。具体的には、「耳なし芳一」「雪女」「ろくろ首」「むじな」など、いわゆる昔から語り継がれている物語が取り上げられ、また、「生霊」や「食人鬼」などの奇談も収載されている。
この本は特に、読者がリーディング力やリスニング力を鍛えられるよう、レベルコントロールされた英語が使われているため、学習しやすいという特徴がある。さらに、和訳や語注、音声が収録されているため、理解を深めるための近道となるだろう。
本書の特徴
学習しやすい和訳と語注
新刊では"Enjoy Simple English Readers"シリーズで初めて、日本語訳が付属された。これは多くの学習者にとって非常に嬉しいポイントだ。巻末には難解な単語に関するワードリストも揃えられており、自分自身の力で英文を読み解く練習ができる構成になっている。
ストーリーを楽しむ方法
本書の活用法も明記されており、少し難しさを感じたとしても、気にせずストーリー全体を把握することが推奨されている。もし興味を持てない話があれば、その部分は飛ばす自由も与えられており、気楽に楽しむことができるよう配慮されている。具体的には、各話のタイトルの横にあるイラストを見て、重要な単語の意味を確認したり、英語の本文を一通り読み終えた後に日本語訳を確認することが勧められている。
監修者からのメッセージ
今回の新刊を監修したダニエル・スチュワート氏は、ラフカディオ・ハーンが日本で集めた怪談を英語学習者向けに再編した意義を語っている。彼は「本書では、文法や語彙が意識されているため、英語が苦手な方でも日本の文化に触れつつ学ぶことができる」と伝えている。新たな形で日本の怪談と英語学習が融合した本書は、多くの学習者に愛されることでしょう。
書籍情報
このたび発表された"Japanese Ghost Stories from Lafcadio Hearn 小泉八雲が愛した日本の怪談"は、巻数も176ページと読みやすく、定価は1,540円(税込)。さまざまなストーリーを通じて、英語を学ぶ楽しみと実践を同時に味わうこの新刊は、英語学習者にとっての必読書となること間違いなしだ。
ぜひ公式ページや各オンライン書店での購入を検討してみてください。新たな学びと文学の世界が広がるこの機会をお見逃しなく!