アメリカ映画特集
2025-12-20 16:30:29

国立映画アーカイブでアメリカ実験映画の特集上映がスタート!

国立映画アーカイブで開催予定の特集上映



国立映画アーカイブが2026年1月15日から「アンソロジー・フィルムアーカイブス――アメリカ実験映画の地平へ」という特集上映を開催します。この企画は、アメリカの実験映画やインディペンデント映画115本を紹介し、多くが日本では初めて上映される珍しい作品群で構成されています。自由でラディカルな映像表現が詰まったこのイベントは、映画ファンならずとも見逃せません。

アンソロジー・フィルムアーカイブスとは?


アンソロジー・フィルムアーカイブスは、映像作家によって設立された独立した映画アーカイブです。「周縁の豊かさこそ文化を活気づける」という理念のもと、映画史において評価されにくい個人映画や実験的作品を保存し、上映・研究を行っています。豊富な映画プログラムを通じて、観客に新たな視点を提供します。

期待のプログラム内容


今回の上映では、アメリカの実験映画や個人映画、インディペンデント映画の歴史に影響を与えた作家たちの作品が多く上映されます。特に注目されるのは、1960年代のアンダーグラウンド映画の先駆者たちであるロン・ライスやデイヴィッド・ブルックス、ジョナサン・デミ、ロバート・ダウニー・シニアなど。彼らの独特な視点や映像表現が詰まった作品は、専門家だけでなく多くの映画愛好者にも楽しんでいただけることでしょう。

女性映像作家の作品


また、女性映像作家の作品も復元されて実際に上映される予定です。マリー・メンケンやマージョリー・ケラーの短篇作品が16mmフィルムで紹介され、特にリジー・ボーデンの傑作『リグルーピング』や『ボーン・イン・フレイムズ』など、美術的かつ社会的なメッセージが込められた映画作品も登場します。

講演会と対談イベント


上映に加えて、各種のトークイベントや講演も予定されています。ジョン・クラックスマン氏やジェド・ラプフォーゲル氏といったアーキビストやキュレーターをゲストに迎え、国内の映像研究者や専門家が多彩な視点から議論を展開します。新しい知見を得られる絶好のチャンスです。

巡回情報や開催概要


なお、本企画は福岡や京都でも巡回上映される予定です。詳しいスケジュールやチケット情報は公式サイトを確認することで手に入ります。

開催概要


  • - 会期:2026年1月15日(木)-2月8日(日)
  • - 会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
  • - チケット料金:一般1300円、65歳以上1100円、高校・大学生700円、小・中学生500円

この特集は、映画の新たな地平を探索する楽しみを提供し、観客に映像表現の無限の可能性を体験させる貴重なイベントとなることでしょう。


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